新潮新書<br> 社畜のススメ

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新潮新書
社畜のススメ

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106104459
  • NDC分類 336.04
  • Cコード C0234

内容説明

「社畜」なんて哀れで情けない存在だ―この「常識」は本当なのだろうか?「自分らしさ」を必要以上に求め、自己啓発書をうのみにすることから生まれるのは、ずっと半人前のままという悲劇だ。そこから抜け出す最適の手段は、あえて意識的に組織の歯車になることである。「ワーク・ライフ・バランス」「残業は悪」「転職によるキャリアアップ」等の美辞麗句に踊らされない、現代サラリーマンの正しい戦略を指南する。

目次

第1章 「自分らしさ」の罪
第2章 個性が「孤性」になる悲劇
第3章 会社の「歯車」となれ
第4章 ビジネス書は「まえがき」だけ読め
第5章 この「ウソ」がサラリーマンをダメにする
第6章 「クレバーな社畜」がベストの選択
終章 運、縁、恩

著者等紹介

藤本篤志[フジモトアツシ]
1961(昭和36)年大阪生まれ。大阪市立大学法学部卒。USEN取締役、スタッフサービス・ホールディングス取締役を歴任。2005年、(株)グランド・デザインズを設立して代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

58
社畜という言葉は近年マイナスのイメージが強かったが、社畜でいいんだということを書いた一冊。確かに巷にあふれてる成功者の本にも若い頃の下積みがあって初めて成功している人ばかりで、まずは目の前の仕事をこなせるように頑張りたいと思う。2011/11/21

ふろんた

19
仕事に対して、やりがいや自分らしさを求めてうだうだ言ってないで、決められたことを愚直にやれって本。仕事は「守破離」で取り組む。もっともだと思うんだけど、釈然としないものがある。2014/05/21

チャー

17
刺激的な題目が気になり手に取る。本書は企業等の組織で働く際、特に勤め始めて日が浅い時期に仕事を覚え組織に馴染むことの重要性を伝えている。新社会人は卒業と同時に全く違う環境で多量のことを学ばなければならないが、社会人として成長するためには愚直に学ぶこの下積みが重要。やりたいことや得意なことなど、個人の希望や願望はあれど、まずは所属する組織で最低限の仕事が出来る能力を身につけることが先決。会社の歯車というと聞こえは悪いが、特に初期は与えられた課題を着実に達成し、基礎基本を身につけることの重要性が綴られている。2024/01/12

Kazuya

16
「個性を発揮し、創造的な仕事をする」。近年よく耳にするそんな口優しいお題目に、新鮮な疑問を投げかけてくれます。本書でも取りあげられる、所謂「成功者が語る」系統の本をこれまで何冊か読んできましたが、それにより自身気づかぬうちに偏った見方をしていたことに気付かされたと感じます。 この奇抜な表題が故に、手にするには感情的抵抗がありましたが、意識を広げる意味で読んでおいてよかった一冊になりました。守破離に応じた教え方や伝え方、実践していきたいと思います。20/25点。2014/02/10

たー

16
なかなかうなづける内容の多い本だった。若い人に読んでもらいたいなぁ。2012/01/11

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