内容説明
「私は墓場まで持っていかない。隠し立てせずにありのままを書く」。冷戦終結、湾岸戦争、バブル崩壊…。時代の大きな転換点にあって、次々と押し寄せる難局に、首相としていかに立ち向かったのか。自民党、新進党、自由党で三度も組んだ小沢一郎とは何物なのか。政治の師・三木武夫元総理の遺志を継ぎ、クリーンな政治を目指して「金権」と闘い続けた五十年。戦後政治の光と影を知る、首相経験者による前代未聞の証言。
目次
第1章 第七六代内閣総理大臣―突然、私の名前が浮上した
第2章 二九歳の青年代議士―自民党政治の実態一「派閥」
第3章 三木内閣の官房副長官―自民党政治の実態二「金権」
第4章 四五歳の文部大臣―“闇将軍”と自民党凋落の始まり
第5章 海部内閣―官邸をめぐる人々
第6章 激動する世界と首相―「ベルリンの壁」が崩れ、湾岸戦争が始まった
第7章 政治改革と「海部おろし」―「重大な決意」の真相
第8章 自民党離党と新進党初代党首―「壊し屋」小沢一郎現る
第9章 混乱の一〇年―俺は「海部党」
著者等紹介
海部俊樹[カイフトシキ]
1931(昭和6)年愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒。60年、衆議院議員初当選。内閣官房副長官、文部大臣などを経て、89年、第七六代内閣総理大臣就任。その後、自社連立に反発し自民党離党、新進党党首、自由党最高顧問などを経て自民党に復党した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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