新潮新書<br> ロックと共に年をとる

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新潮新書
ロックと共に年をとる

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106103896
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0273

内容説明

「九〇歳になっても『イエスタデイ』を歌っているよ」ポール・マッカートニーはそう言った。誕生から半世紀、ロックを作る側も聴く側も年を重ねてきた。ジョージ・ハリスン、ロバート・フリップ、キース・エマーソン、ニール・ヤング、ポール・アンカ、ジェフ・ベック等々、もはや「伝説」となったアーティスト達が語る人生、死、仕事、解散、転落と復活…膨大なインタビューをもとに展開する、大人のためのロック論。

目次

プロローグ―ロックは若き日の熱病か
第1章 引き際はいつか
第2章 転落のあとに復活がくる
第3章 解散と再結成のロジック
第4章 プログレの底無し沼に溺れて
第5章 インタビューの裏側
第6章 怪人たちの思考
第7章 ロック・ファン年長組の密かな楽しみ
エピローグ―ロックは伝統音楽になるのか

著者等紹介

西田浩[ニシダヒロシ]
1963(昭和38)年東京生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業。読売新聞に入社後、静岡支局を経て、文化部。ポピュラー音楽を担当し、数多くの洋楽アーティストを取材する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

88
2010年、著者は新聞の文化部記者。ロックが日本で全盛期を迎えたのは 1960年代半ばから1990年頃ではなかっただろうか。ビートルズに始まって多くの有名バンドが出てきた。そして今もポール・マッカートニーやロッド・スチュアートは活躍している。しかし当時の若者は皆爺ちゃん、婆ちゃん。今はもうどんなスタイルの音楽がブームなのかもわからない。別段それを必要とせず、私は今も昔のロックやジャズの日々だ。 2025/05/01

inami

32
★3 読書仲間の推薦本。この前一緒に飲んだ際、音楽の話題になりジェフ・ベックで大盛り上がり。自分が最初に買ったレコードは、サイモン&ガーファンクルで、数十年前にフォーク・ギターをやっていたこともあったが、ぱったり・・で〜、人生も節目を迎え少し時間ができたので、最近は十数年前に買った入門用のエレキギターを弾いている。さて本書、読売新聞の文化部でポピュラー音楽を担当していたという著者が、ロックの歴史や数多くの洋楽アーティストに取材した内容などについて語っている。伝説のミュージシャンたちがてんこ盛りです。2024/03/03

けんとまん1007

14
いやあ~、懐かしいわ、こりゃ。そんなアーテイストが目白押し。そんなインタビューを通して、いろいろ語られていることが面白いし、基本的に、理路整然と真摯に答えてくれる人が多いし、いろんなバンドの変遷などの裏側も見えてgood!2010/11/28

calaf

12
音楽のロック...私には、ほとんど全くと言っていいほど関わりのない(なかった)世界。ということで、アーティストへのインタビューをもとにしたこの本は、読みにくいというか、ほとんど意味不明というか... (大汗)2013/08/12

新田新一

11
ロックの作り手のミュージシャンと聞き手のリスナーは、共に年をとり、それは悪いことではないと述べた本です。初期のビートルズのような溌剌とした曲を作り続けることはできません。リスナーもロックに熱狂し続けるのは不可能です。それでも、音楽は人間と共にあり、人間をいつも支えてくれます。一度落ち目になって、また人気の出たポールアンカのエピソードが心に残りました。落ち目になった彼をシナトラが励まして、名曲「マイ・ウェイ」が作られたそうです。このことは、音楽が人の成熟によっても作られることを教えてくれます。2023/10/27

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