内容説明
「どの病院を選べばいいのかわからない」「『名医』に診てもらったけれど釈然としない」―「名医・名病院ガイド」をいくら読んでも、こういう不満は解消できない。満足できる医療サービスを受けるには、患者側が知っておくべきいくつかの常識とコツがあるからである。この知識さえ手に入れれば、近所の医者があなたのための名医に変わる。
目次
序章 名医を作るのは患者である
第1章 病院ですっきりしない理由
第2章 病院選びの前に身につけたい医者との対話法
第3章 「薬」は医者も患者も知ってるつもり
第4章 治療経過の履歴書を作る
第5章 医者は万能だという都市伝説
第6章 「病院ガイド」ではわからない本当のポイント
終章 日本の医療がわかりづらい理由
著者等紹介
児玉知之[コダマトモユキ]
1976(昭和51)年生まれ。茨城県出身。2002年旭川医科大学卒業、聖路加国際病院内科入職。04年同院内科チーフレジデント。06年同院を退職し、現在、(株)ファミリーメディカルエージェント代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
22
医者にかかる時に参考に出来る話です。徐々に健康に不安が出てくる年になりましたので、しっかりとケアをしていこうと思いました。2023/12/16
kubottar
6
医者というのは万能ではない。そして医者にも腕の善し悪しはある・・。自分の大切なカラダを医者に全て委ねるのではなく、どうやって交渉するかを考えなければならない2011/07/03
うさこ
4
現代の医師へのかかり方の基本を教えてくれた。当たり前といえば当たり前の内容だが医師という権威の前ではなかなか不安を口にできなかったりする。医師とて万能ではないこと、 最新医療について不勉強な医師のあまりにも多いこと、セカンドオピニオンの受け方についてなど、参考になった。医療においても自分がサービスを受ける主役でなければならない。医師は脇役である。2014/02/21
kyoka
1
面白かった2012/10/04
大猫熊
1
概ね留意するべきこととして読めばよい。病気の人にはなかなか、このようにはいかない。病院ガイドではわからないポイントのところぐらい、ここが、まあ、役に立つだろうか。患者は医療行為を受けるとき医師を信頼しなければよくなるものもよくならないだろうから、損得で考えたり、嘘とか本当とか、本来思わない。これで、おかしな患者意識が生まれると、自分の力で治ろうとする意志も意欲もたらい回しの結果となる恐れがある。著者は趣味と実益を兼ねて身分を隠して診察をうけることがあるそうだ。これは、おかしいと思うから、さて信用できるか。2012/04/17