新潮新書<br> 向田邦子と昭和の東京

個数:
電子版価格
¥660
  • 電子版あり

新潮新書
向田邦子と昭和の東京

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年06月09日 21時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106102592
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0223

出版社内容情報



川本 三郎[カワモト サブロウ]
著・文・その他

内容説明

敗戦から昭和三十年代にかけて、急速な経済成長の中で失われた様ざまな習慣、やさしく奥深い言葉の数々、変わりゆく家族のかたち、東京の町並…それらをいとおしみ、表現し、そして体現し続けた向田邦子。様変わりした現代において、今なお高い人気を誇る作品群をひもとき、早世の天才作家が大切に守り続けたものとは何かをつづる。

目次

序章 昭和の女学生
第1章 父母のいませし頃の懐かしい言葉
第2章 家族の記憶と食
第3章 「向田家の父」と「昭和の父」
第4章 お嬢さん、実社会へ
第5章 家族のなかの秘密と嘘
最終章 向田邦子と東京の町

著者等紹介

川本三郎[カワモトサブロウ]
1944(昭和19)年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、朝日新聞社を経て評論家。文学や映画、都市論など多方面で活躍している。『大正幻影』(サントリー学芸賞)、『荷風と東京』(読売文学賞)、『林芙美子の昭和』(桑原武夫学芸賞・毎日出版文化賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つちのこ

42
向田作品を読んで思うことは、体の中にすぅーと入ってくる心地よさと、得も言われぬ懐かしさ。なんでだろうなぁ、と思っていた。その答えは本書の序章にあった。向田邦子はノスタルジーにこだわった作家であり、“卓袱台のある暮し”の記憶を大切にしていたという。文章にゆったりとした味わいがあるのは、古い言葉をあえて使っていたからだろうか。さすがにご不浄とは言わないが、無機的なトイレよりは、より丁寧な言葉として受け取れる。昭和30年代を境に消えた生活道具や習慣、言葉は数知れず。郷愁を誘う向田作品との関連性を面白く読めた。2024/12/20

おさむ

41
向田邦子がドラマやエッセイで描いたのは、戦前の昭和の家族の風景。とりわけ山の手の中流階級の暮らし。1970年代から80年代にかけて失われてしまっただけに、向田作品は読者にとっては記憶を呼び起こす格好の材料になる。男はつらいよシリーズが描いたのは失われゆく地方の風景でした。鉄道やバス、日本旅館‥。地方と東京。舞台は違えど、今なお絶大な人気を誇る向田作品と寅さん。その理由の一端を垣間見たような気がします。2017/10/09

kinupon

34
向田作品をもう一度読み返そうと思っています。特に今は使われなくなた日本語を探してみようと思います。2015/07/11

あきあかね

27
 テレビドラマなどで使われる食べ物は、一回きりで無くなってしまうので「消え物」と呼ばれる。しかし、向田邦子のエッセイや小説では、食べ物が家族の記憶や人物の微妙な心情、時に人生そのものを表す。消えて無くなる儚い小道具ではなく、食べ物こそが主役と言っても過言ではないだろう。 東京大空襲の翌朝、死を覚悟した父親の提案で、取っておきの白米を釜いっぱいに炊き上げ、埋めてあったさつまいもで精進揚をこしらえた記憶。愛する家族を守ることのできない父親としての口惜しさ、無念さ。向田邦子は「みじめで滑稽な最後の昼餐」と⇒2020/01/12

kinkin

23
向田作品を読む上での副読本のようなものかもしれない。ただ本だけで向田作品の昭和を感じるのは大変だ。そのころの風俗や世相、言葉使いなども調べたほうがイイと感じた。2013/04/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/431167
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品