新潮新書<br> 自分らしい逝き方

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新潮新書
自分らしい逝き方

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106101885
  • NDC分類 385.6
  • Cコード C0214

内容説明

理想の逝き方、納得できる見送り方とはどんなものなのだろうか―。身近な人が亡くなったときには、誰もが真剣にこのことを考えます。しかし日々の忙しさに追われるうちに、多くの人はこのことを忘れてしまうのです。本書は「葬儀と告別式の違いは何か」「お布施や戒名料をどう考えればいいのか」「なまぐさ坊主との接し方」等々、身近な問題を考えながら、自分らしい「逝き方」を模索しようという試みです。

目次

第1章 「葬儀」と「告別式」の違いを知っていますか
第2章 「なまぐさ坊主」がなぜいなくならないのか
第3章 お布施、戒名料は高いのか
第4章 戒名を自分でつけてみませんか
第5章 どうすれば納得のいくお葬式ができるか
第6章 自分らしい逝き方を模索してみませんか

著者等紹介

二村祐輔[フタムラユウスケ]
1953(昭和28)年生まれ。葬儀社に勤務し、二千件以上の葬儀にかかわる。その経験を活かし、現在は「日本葬祭アカデミー教務研究室」代表として葬祭のコンサルティングや執筆、講演活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

8
日本人にとって,葬式といえばお坊さんを呼ぶものである.それは,僧職のちいが充分に高いものであり,多くの人がその権威を認めていた時代には正しい判断であった.しかし,現在の日本では,僧職はそのような地位にいるとは限らない.一体どのような送られ方が自分の求めるものなのか.それを考えることは意味があるだろう.2012/05/23

B.J.

6
●葬式の「葬」は、もともと「はふる」と読む。 :ほうむる、という言い方の元になる古い読み方。  →漢字の造りをよく見てください。「死」を挟んで、上に草かんむり、下は両手で捧げるという意味の「にじゅうあし」がある。遺体をみんなで捧げて運んでいく姿がうかがえる。 ●逆水 :遺体の清拭(せいしき)をする際、普段は熱い湯に水を足して湯加減を調節する。 →非日常であるからこれとは逆に、水の中に湯を足して適温にする逆さ湯(水)などの慣習もある。・・・本文より 2020/02/20

Humbaba

5
葬儀に高いお金を払うことは必ずしも悪という訳ではない。ただし、相手に納得してもらうためにもしっかりとした関係を築いておく必要がある。最初に良い印象を抱かせることができればその後の関係もうまくいくが、反対に第一歩で食い違ってしまえばその禍根は深く残る。2017/06/21

Humbaba

2
人がそれぞれ違っているのだから、坊主もそれぞれ違いがある。その中にはとても信用できる、高潔な人がいる一方で、残念ながら俗物としか言えないような人もまた存在している。得てして悪い情報ほど回りやすいため、坊主に対する信頼もどんどん低下してしまっている。そのような状況ではあるが、葬式も一つの意味のあるものであり、どうしていくかについてはよく考えるべき問題である。2024/09/06

湯一郎(ゆいちろ)

0
日本人の現代と昔の死生観とか、寺のあり方とかそれとの付き合い方とか、なるほどなるほどと深く頷きながら読んだ。葬儀と告別式は別物でありどちらも読んで字の如しのもの。戒名の意味や、その金額の意味。経験した身近な死を思い出し、遠くない未来に訪れる別の身近な死について考えた。2014/03/10

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