出版社内容情報
一流の職人が、最高の素材に腕を振るった料理を、カウンター越しに受け取り、すぐ舌鼓を打つ──。日本では当たり前の「板前割烹」、この上質な料理をいただく場所としての「料理カウンター」は世界広しといえども日本にしかない。誰もが耳を疑うこの事実に気がついた著者が、その歴史をたどり始めると、思いもよらぬ発見の連続。「カウンター」という空間に凝縮されていたのは、日本の文化そのものだった。
内容説明
座敷もテーブルもいい。しかし和食の醍醐味はなんと言っても“カウンター”だ。職人である板前さんが目の前にいる世界、そして一流の料理人の手捌きを見ながら食事ができる楽しみ。それは誰がいつ、何故始めたのか?その時の社会と経済は?日本にしかないのは何故?これらの疑問をまじめに追究。見えてきたのは「斬新なアイデア」であり、「大切にすべき日本文化の一つの形」だった。ひと味違った料理文化の本です。
目次
板をはさんだ日本的空間
第1章 それは色街でスタートした
第2章 震災後の発展する東京へ
第3章 関西による「関東征服」
第4章 日本にしかないのはなぜか
第5章 カウンターその抗しがたい魅力
第6章 日本の力の源泉が見える
著者等紹介
伊藤洋一[イトウヨウイチ]
1950年(昭和25)年長野県生まれ。住信基礎研究所主席研究員。早稲田大学政治経済学部卒業。専門はデジタル経済だが、森羅万象への興味を本領とする。ラジオ・テレビ出演、ポッドキャストなど多数。全日本鍋物研究会広報部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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