出版社内容情報
竹村文近[タケムラ フミチカ]
著・文・その他
内容説明
原因不明の頭痛、腰痛は、身体が発する悲鳴だ。西洋医学だけでは根本的な解決にはならない。不規則な生活習慣、様々なストレスにさらされ続ける現代人は、身体が本来持っている力を失ってしまっている。免疫力、自然治癒力という、人間が太古に身につけていた活力を取り戻すことが、今求められている。鍼灸の力は、身体からの警告に耳を傾け、生命力を甦らせてくれるのだ。従来のイメージを覆す、新・鍼灸のすすめ。
目次
第1章 こんなに危険な身体の「鬱」
第2章 健康な身体にツボはない
第3章 鍼灸師の治療室
第4章 鍼灸、その威力
第5章 治療の現場から
第6章 恩師の言葉
第7章 この鍼灸を伝えたい
著者等紹介
竹村文近[タケムラフミチカ]
1948(昭和23)年東京生まれ。鍼灸師。78年に東洋鍼灸専門学校卒業。79年に鍼灸院を開業。鍼灸学校時代に関卓郎氏に師事し、「指一本でも楽になってもらうために全力を尽くせ」という教えを実践。一回三十分で百本以上の鍼を打つ、独自の治療を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
53
2018年35冊め。再読。著者の治療院には多くの著名人が通っているため、ほぼ実名で治療内容を読むことができる点がおもしろかった。東洋医学には長年関心を持っており、いろいろなしがらみがなければ日本ででも中国ででもその道の学校に通って学んでみたいと内心思っている。しかし実情は患者としてそれに触れるばかりである。とほほ。2018/02/04
新田新一
33
著者は、多くの鍼を体に刺して病気を治すという独特の治療法を確立しました。昔から腰が悪くて、最近は肩の痛みにも悩まされているので、読んでみました。著者の治療法はかなり痛いこともあるそうです。その痛みは、病気を治すための過程だと感じました。鍼を多く刺すと言っても、患者の心や体と対話しながら、施術するので安心感があります。鍼で蘇る人間の持つ自然治癒力の素晴らしさを実感させてくれる本でもあります。7章に出てくる「自分自身を躾ける」という言葉にも感銘を受けました。社会生活の基本も治療技術につながっているのです。2025/06/11
たまきら
18
鍼灸学校に来年から行くことにしただんなさんが面白がっていたので。最初タイトルを聞いたときは「巨人の星?ノック1000本みたいじゃない?」と笑ってしまったんですが、内容は至ってまじめ。しかも面白い!「私の鍼は痛いですよ」は、ブラックジャックの「高いですよ」みたいだな、とニヤリ。前に国体選手でもあるテニスプレーヤーの同僚がすごく痛いある鍼灸院にかかっていたけれど、この先生のとこか先生に習った人かなあ。2015/12/14
扉のこちら側
18
初読。以前から関心がある東洋医学について本を読んでいこうと思い、タイトルが目について購入。30分で100〜200本の鍼を深く刺すという独自の治療法の著者、患者には某お昼の番組のサングラスのあの方等がいらっしゃるとか。新書だけあって、わかりやすく書かれていた。2012/11/04
ともちゅん
7
面白かった!すらすら、読めました。2014/07/27