内容説明
「『サザエさん』の視聴率が上がると株価は下がる」「イヌの人気が高まると株価も上がる」「観覧車が増えると地域経済は活性化する」「不景気に強いのは音楽よりも映画」…経済の分析に人間の心理、行動をファクターとして取り入れた「行動ファイナンス」。その手法をもとに大和総研チーフクオンツアナリストが意外な法則の数々を明らかにする。投資家はもちろん、経済オンチにも楽しめる行動ファイナンス入門。
目次
「サザエさん」の視聴率で景気がわかる
インフルエンザと花粉症
景気を引っ張るイヌ
観覧車と楽天が地域経済を活性化する
優等生企業は市場に愛されるのか
何でも話す子も市場で愛される
ご成婚とオリンピックの効用
宝くじ・競馬と株ではどちらが儲かるか
「運動部の廃止」は企業に利益をもたらすのか
大作映画の経済効果
満月で興奮し、梅雨で消沈す
猛暑、体臭、クールビズ…夏の三題噺
社名は株価を左右する
著者等紹介
吉野貴晶[ヨシノタカアキ]
1965(昭和40)年埼玉県生まれ。千葉大学卒業。筑波大学大学院修士課程修了。大和総研投資戦略部チーフクオンツアナリスト。著書に『株式投資のための定量分析入門』がある。日経金融新聞、週刊エコノミスト調査による、クオンツアナリスト人気ランキングで四年連続一位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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