出版社内容情報
コンビニ、自販機、宅配便。この三つのなかで、民間宅配便業は、明治の「飛脚」以来百三十年間、官立の組織の風下に常に立たされてきた。とりわけ、今日の「宅配便」を実現させるまでにヤマト運輸が監督官庁と繰り広げた闘いは長期にわたった。そして現在、民営化を控えた巨大組織「郵政公社」が、個人宅配事業を着々と伸ばしている。国際資本の参入や、新事業の展開など諸問題を抱え、宅配便の未来はどうなるのか?
内容説明
日本人の暮らしを変えたコンビニ、自販機、宅配便。このなかで、民間宅配便業は、明治の「飛脚」以来百三十年間、常に官立組織の風下に立たされてきた。とりわけ、今日の「宅急便」を実現させるまでにヤマト運輸が監督官庁と繰り広げた闘いは長期に渡った。現在、民営化を控えた「郵政公社」が、民業に対抗し、宅配便事業を着々と進めている。国際資本の参入や、新事業の展開など諸問題を抱えた宅配便の未来は。
目次
第1章 宅配便とは何か(「宅配便」とは何か;宅配便はどのように運ばれるのか ほか)
第2章 宅配便が変えた日本人の暮らし(宅配便利用の風景;拡大する通信販売と産地直送 ほか)
第3章 飛脚便から宅配便まで(古代の飛駅、中世の飛脚、近世の飛脚;飛脚便から郵便小包へ ほか)
第4章 「官」と「ヤマト」との闘い(運輸省との闘い;郵政省との闘い ほか)
第5章 宅配便の明日(メール便の拡充;生活支援事業への拡大 ほか)
著者等紹介
鷲巣力[ワシズツトム]
1944(昭和19)年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。平凡社入社ののち、月刊『太陽』編集長、取締役を歴任。現在フリージャーナリスト、大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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