内容説明
いったいこの時代に子を持つというのはどういうことなのか。「子どもたちの暴走」にどう対処すればいいのか…。思春期の子どもたちと日々向き合う精神科医と、「成熟」や「学び」について考えつづける仏文学者が徹底的に語り合う。役割としての母性、「子どもよりも病気な」親たち、「ためらう」ことの大切さ、脳と身体の関係など、意外な角度から親子の問題を洗いなおす。少しだけ元気の出る子育て論。
目次
第1章 道徳という「フィクション」を作り直そう
第2章 病気なのは親の方?
第3章 二極化する文化資本
第4章 「自分」は一つではない
第5章 教養とは「何を知らないか」を知ること
第6章 義務教育は十三歳までに?
第7章 エンタテインメントという「大いなる希望」
第8章 親は役割である
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論
名越康文[ナコシヤスフミ]
1960年奈良県生まれ。精神科医。思春期精神医療に携わる一方、漫画やテレビの分野でも活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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