新潮選書<br> 危機の三十年―冷戦後秩序はなぜ崩壊したか

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危機の三十年―冷戦後秩序はなぜ崩壊したか

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106039423
  • NDC分類 319.02
  • Cコード C0331

出版社内容情報

私たちはどこで道を踏み間違えたのか――慟哭の国際政治史! 冷戦終結で平和が訪れるはずだったのに、なぜ再び戦争の時代となってしまったのか。国際政治学の古典『危機の二十年』を下敷きに、ユートピア主義とリアリズムの相克という視座から、ソ連の解体、アメリカの傲り、NATOの東方拡大、そしてロシアによるウクライナ侵攻へ至る三十年を検証する。戦争回避のための必読書。


【目次】

内容説明

私たちはどこで道を踏み間違えたのか―慟哭の国際政治史!冷戦終結で平和が訪れるはずだったのに、なぜ再び戦争の時代となってしまったのか。国際政治学の古典『危機の二十年』を下敷きに、ユートピア主義とリアリズムの相克という視座から、ソ連の解体、アメリカの傲り、NATOの東方拡大、そしてロシアによるウクライナ侵攻へ至る30年を検証する。戦争回避のための必読書。

目次

序章 逆回転する世界史
第一章 「危機の三十年」とは何か
第二章 ユートピアニズムの再来
第三章 冷戦終結からポスト冷戦へ
第四章 西側世界の傲り
第五章 リアリズムの復権
終章 「第三次世界大戦」を防ぐために

著者等紹介

細谷雄一[ホソヤユウイチ]
1971年、千葉県生まれ。慶應義塾大学法学部教授。立教大学法学部卒業。英国バーミンガム大学大学院国際関係学修士号取得。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。主な著書に、『戦後国際秩序とイギリス外交』(サントリー学芸賞)、『倫理的な戦争』(読売・吉野作造賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おせきはん

20
冷戦後、現代に至るまでの欧米の政治家、研究者らの言動から、ロシアによるウクライナ侵攻に至る経緯が紐解かれていきます。ロシアにとってのウクライナの安全保障上の重要性を理解したうえで、ロシアに大国として接していれば、今になってみると、もう少し違った展開になったかもしれないと思うところはありました。理想と現実の間でどのようにバランスをとっていくとよいのか、考え直すよい機会になりました。2026/06/21

かんがく

9
タイトル元ネタとなるカーの著作が扱う両世界大戦間期になぞらえて、冷戦終了からウクライナ侵攻にいたる30年間の国際政治動向を扱う。22年のウクライナは急な出来事ではなく、90年代から続くNATOとロシアの問題の結果であることがわかった。2026/06/21

あるべき姿(私)

5
ウクライナ戦争に至るまでの30年間の歴史をユートピアニズムとリアリズムの対立の中に描き出す。NATOの拡大におけるロシアの地政学観への配慮のなさと、プーチンに対する融和的政策の失敗。フレームワークは分かりやすかった。2026/05/07

お抹茶

5
日ロ関係を中心に冷戦後の国際関係を冷静に丁寧に辿る。「危機の三十年」はアメリカのポスト・プライマシー時代への移行期で,伝統的な孤立主義に戻ったとも言える。ユートピアニズムが浸透するのが前半の十五年で,後半はパワー・ポリティクスやナショナリズムを基礎とするリアリズムが復権。ヨーロッパの秩序がロシアにとっては勢力圏が侵食されているという脅威認識になった。NATOの拡大,イラク戦争では,アメリカによるレジーム・チェンジがロシアにおける西側諸国への疑念や不満を鬱積させた。ユートピア主義とリアリズムの均衡が必要。2026/04/22

Ra

3
ソ連崩壊からウ侵攻までのポスト冷戦期をカー『危機の二十年』に準えて「危機の三十年」と捉え、その本質を分析。前半は、冷戦の勝者で唯一の超大国となった米国を筆頭にユートピア・楽観主義が蔓延して民主主義の拡大戦略を進めた一方、敗者であるロシアは鬱屈し、西側による拡大戦略を自らの勢力圏に対する挑戦、ひいてはレジームチェンジの脅威と認識。協調の模索もあったが、2004年オレンジ革命を契機に後半は対立基調になるも、米英独仏は及び腰で2014年クリミア編入に至る。ユートピアとリアリズム(パワー)の融合の重要性を説く。2026/05/07

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