出版社内容情報
ソ連から現代ロシアまでを貫く「統治の鉄則」とは何か――? 共産主義革命で解体されたはずのロシア帝国は、いかにして強大なソ連帝国として再建され、現代ロシアのプーチン体制へと至ったのか――。レーニン、スターリンからアンドロポフ、ゴルバチョフまで、法の上に君臨し、ソヴィエト連邦という「巨大な家族共同体」を率いた領袖たちの姿から、ロシア特有の統治原理を炙り出す。
【目次】
内容説明
共産主義革命で解体されはずのロシア帝国は、いかにして強大なソ連帝国として再建され、現代ロシアのプーチン体制へと至ったのか―。レーニン、スターリンからアンドロポフ、ゴルバチョフまで、法の上に君臨し、ソヴィエト連邦という「巨大な家族共同体」を率いた領袖たちの姿から、ロシア特有の統治原理を炙り出す。
目次
プロローグ 現代ロシアでソ連帝国を想起する
第一章 レーニン 帝国の創始者
第二章 スターリン 帝国の育成者
第三章 フルシチョフ 帝国の撹乱者
第四章 ブレジネフ 帝国の大成者
第五章 アンドロポフ 帝国の矯正者
第六章 ゴルバチョフ 帝国の破壊者
エピローグ ソ連帝国からロシア「帝国」へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
120
レーニンによる革命で人工的に建国されたソビエト連邦は、強力な指導者に率いられねば国の統一が保てない宿命を背負った。スターリンは恐怖政治で国家の基盤を固めたが、軌道修正を図ったフルシチョフは内政混乱を招き、それをブレジネフが安定第一主義で平穏化させた。しかし、その間に蓄積された矛盾や亀裂を直視したアンドロポフやゴルバチョフがシステムを改めようとしたことに耐えられず、遂には崩壊を招いた。北朝鮮が嫡男継承による王朝化の道を歩んだのも、金日成が自分の創り上げた国の変質を防ぐためソ連の歴史に学んだためではと思える。2026/01/04
ピオリーヌ
17
レーニンからゴルバチョフまでのソ連の最高指導者の評伝を辿ることでソ連、また現在まで繋がる長いロシア史を辿る内容。目次を見た際、「チェルネンコがいない!」となったがゴルバチョフの章の中で「帝国の保全者」として短く紹介されていた。アンドロポフにしろチェルネンコにしろ、この二名は名前しか知らなかったので様々なエピソードはどれも興味深く読めた。ソ連を筆者は近代ヨーロッパと比較して、ソ連の法文化では私的所有権は冷遇され、法は権力者が市民を規制するための手段であったとし、統治者が法の上に立っていたとする。近代ヨーロッ2026/01/07
お抹茶
6
ソ連の歴代指導者を解説。まず全体があり,全体と不可分の個があるというのが家族共同体としてのソ連のイメージ。レーニンは,内的自治による個人からなる社会ではなく,共産党を家族の核として混乱したロシアを統合しようとした。スターリンは,市民ならば皆が社会の創出に参加できると考えた。ブレジネフの時代は,縁故関係と年功序列に基づく官僚制が成熟し,ぬるま湯の共同体になった。善悪二元論,仮想敵との戦いへの住民の動員,戦闘で率いる領袖がソ連帝国の基本的特徴。ゴルバチョフの経済管理や党組織運営はソ連の根幹を攻撃するものもの。2025/12/22
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