出版社内容情報
アメリカを乗っ取った「危険な思想」の正体を明かす! トランプ政権による国家改造の成否に関わらず、リベラル・デモクラシーへの不信感は決定的なものとなっている。左右両極の間で起きた思想戦争の内幕を追いながら、テック右派から宗教保守、ネオナチなどの思想家たちが、なぜリベラルな価値観を批判し、社会をどのように作り変えようとしているのか、冷静な筆致で読み解く。
【目次】
内容説明
アメリカを乗っ取った「危険な思想」の正体を明かす!トランプ政権による国家改造の成否に関わらず、リベラル・デモクラシーへの不信感は決定的なものとなっている。左右両極の間で起きた思想戦争の内幕を追いながら、テック右派から宗教保守、ネオナチなどの思想家たちが、なぜリベラルな価値観を批判し、社会をどのように作り変えようとしているのか、冷静な筆致で読み解く。
目次
第一章 左右からの急進主義に揺れるアメリカ
第二章 一六一九年か一七七六年か、それとも
第三章 ポストリベラル右派の躍進
第四章 テクノロジーと反中主義の背後にあるもの
第五章 大いなる置き換えとグローバル化する文化戦争
第六章 右派進歩主義の台頭?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無重力蜜柑
11
リベラルな世界を、ぶっ壊す!(ガンギマリ)トランプの再選に象徴されるように、現在、米国のイデオロギー戦争は右の大きな「巻き返し」の時期にある。著者曰く「第三のニューライト」と呼ばれるこの右翼的思想潮流を、カテゴリー別に紹介する珍しい本。豊富な英語文献(Webページも含む)を使って日本ではほぼ知られていない人物も紹介している。そこから浮かび上がってくるのは現在の米国右派が内包する(必ずしも味方同士とは限らない)多様な思想、それにも拘らず彼らが示す、保守派も含む既存エスタブリッシュメントへの反逆の性格である。2025/06/28
金吾庄左ェ門
1
何の怨みがあるか存じませんが、リベラルな世界など破壊してもらった方が世界は平和になります。各人物に難がないとは言いませんが、紹介の仕方が評価する風でもなくどことなく嫌味を感じます。このような新右翼が勢力を得たのは、リベラルに全ての原因があります。リベラルにも著者にも、額に汗して働く人を何段も下に見ているから、このような時代を迎えたと言えます。2025/07/01
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- 和書
- バカになったか、日本人