新潮選書<br> ステージ4の緩和ケア医が実践するがんを悪化させない試み

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新潮選書
ステージ4の緩和ケア医が実践するがんを悪化させない試み

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038839
  • NDC分類 493.46
  • Cコード C0347

出版社内容情報

がんになった医師が、自ら実験台となり標準治療以外の方法を探した。抗がん剤の辛い副作用を避けて、穏やかに生きたい人への新提案。

内容説明

緩和ケアの第一人者が大腸がんを宣告された。抗がん剤治療を始めるが副作用が激しく、進行も止まらない。標準治療をいったん止め、高額な治療ではない方法を探すこと2年。自ら実験台となり、既存の療法を組み合わせ、可能な限り苦しくなく、大きく悪化もしない方法にたどりついた。「この療法の確立が最後の仕事」―がんとの共存をめざす医師による新提案。

目次

第1章 やはりその日はやって来た
第2章 ステージ4の固形がんに対する標準治療の現実
第3章 「がん共存療法」の着想
第4章 DE糖質制限ケトン食
第5章 次なる戦略
第6章 「がん共存療法」の見直し
第7章 臨床試験に臨みたい

著者等紹介

山崎章郎[ヤマザキフミオ]
1947年、福島県出身。緩和ケア医。75年千葉大学医学部卒業、同大学病院第一外科、国保八日市場(現・匝瑳)市民病院消化器科医長を経て、91年聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長。97年~2022年3月聖ヨハネホスピスケア研究所所長を兼任。05年在宅診療専門診療所(現・在宅療養支援診療所)ケアタウン小平クリニックを開設し、訪問診療に従事している。日本ホスピス緩和ケア協会監事。日本死の臨床研究会顧問、認定NPO法人コミュニティケアリンク東京・理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャーリブ

41
2022年6月発行。名著『病院で死ぬということ』の著者・山崎章郎さんの近況や活動を知りたくて読みました。新聞記事で山崎さんが大腸がんのステージ4であり、抗がん剤治療を止めたことは知っていましたが、このような「試み」をされていることを初めて知りました。本書は、末期がん患者の医師として、QOLを保ちながら1日でも長く生きる「がん共存療法」を探るチャレンジの記録。具体的には「糖質制限ケトン食」「クエン酸療法」「少量抗がん剤治療」を中心とする治療です。その試みが実りあるものになることを心から祈念いたします。○2022/12/22

アオイトリ

23
「無人島のふたり」を読んで)副作用が重いなどの理由から抗がん剤治療を選ばないことは充分にありうるな、と思ったので、ちょっと勉強。多くのがん患者さんを看取った緩和ケアの先生(ステージ4大腸がん)が、現在進行形で「がんと共存する生き方」を語ります。ご自身を実験台にさまざまな代替療法を試されるなか、望みながらも経済的理由から叶わなかった患者さんに向ける顔がない、と高額な免疫療法を打ち切った件は、お人柄に打たれました。「少量抗がん剤治療」はまさにプレシジョンメディスン!保険適応となることを切に願います。2023/05/09

はるわか

11
ステージ4の大腸がんになった緩和ケア医の体験記。ステージ4の固形がんの標準治療は抗がん剤治療。目的は延命や症状の改善、つまり治すことは難しいと言っている。がん細胞を叩きのめすために使用される抗がん剤は正常細胞も攻撃するために様々な副作用をもたらす。延命された時間のほとんどが副作用との闘いに費やされる。「抗がん剤単独グループ」より「早期緩和ケアグループ」の方が生存期間が長かった(生活の質も高く、うつ症状も少ない)という衝撃の報告(権威ある医学雑誌)。早めに抗がん剤を中止したことが延命効果をもたらしたと考える2023/04/12

デコ

11
緩和ケア医である著者がご自分(ステージ4の大腸がん患者)を実験台にしてがんと共存していく道を探る。日常が壊れるほどの副作用を体験しての副作用の少ない、高額ではない治療法「がん共存療法」とはなにか。一つに癌の栄養となる糖質を制限してケトン体を摂取するという食事療法があった。修行のような過酷さだと感じるが、少しでもこれからの患者さんたちにとっての生きるヒントになればという著者の姿勢に頭が下がる思いです。2023/02/05

ゆうゆう

10
完全に治れないなら共存の方法を。治ると治らないの境界線がわからないなぁ。というのが、素直な感想だ。ただ、共感して寄り添ってくれる医師がいたら、救われるのではないか。よく生きたいものだなあ。2022/12/04

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