新潮選書<br> ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか―生物の死 4つの仮説

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電子版あり

新潮選書
ヒトはなぜ死ぬ運命にあるのか―生物の死 4つの仮説

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月19日 15時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6変判/ページ数 215p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038815
  • NDC分類 460
  • Cコード C0340

出版社内容情報

私たちは「寿命がない種」から「ある種」になった。死と進化はどんな関係にあるのか。4つの仮説を通して、地球の生命誌をひもとく。

内容説明

およそ40億年前に誕生した初期の生物に、寿命はなかった。それにもかかわらず、死ぬことは必要だった―生物は進化し、多様性を生み出し、複雑な構造体となったからだ。生物は生き残るため、皮肉なことに「寿命」を得たのである。「死」に関する4つの仮説の歴史的な盛衰を通して、生物の「寿命」がどのように生まれたのかをひもといていく。

目次

第1章 自然淘汰的死亡説
第2章 生物の基本形は不死
第3章 種の保存説
第4章 利他行動による死
第5章 進化論的寿命説と生命活動速度論
第6章 複雑なものの死

著者等紹介

更科功[サラシナイサオ]
1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。現在、武蔵野美術大学教授、東京大学非常勤講師。『化石の分子生物学―生命進化の謎を解く』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

108
ヒトがなぜ死ぬのかについて、従来の「種の保存説」「生命活動速度論」「進化論的寿命説」に加え、「自然淘汰的死亡説(自然淘汰が死ぬ数を節約した結果、多様な進化が実現)」を論じる。私の読解力が足りないのだろう、著者が何をおっしゃりたいのか、よくわからない。更科先生の本は、ユニークな視点でとても勉強になるが、今回は、特に晦渋度が高い。老化や寿命に関する生物学的な考察では、テロメア短縮の説明が一般的だが、一切言及されない。本書は、死のメカニズムを論じるのではなく、「なぜ死ぬ運命か」を論じる哲学ということなのだろう。2022/07/22

榊原 香織

76
面白かった。 純粋に生物学的見方から。感傷、哲学なし。この方、例がおもしろい(よくわからないのもあるけど)。AnAgeという生物の寿命データベースがあるのだけれど、ガラスカイメン、寿命1万5000年、がチャンピオンだろうな2022/09/22

特盛

35
評価3.2/5。生命の死について、生物学で検討されてきた仮説のうち、幹となる4つの仮説について解説。①自然淘汰死亡説:生物が多能する為には自然淘汰による試行回数が必要②種の保存説:次の世代の為に死ぬ③生命活動速度論:酸化ストレス進行や代謝速度等と関係④進化論的寿命説:若い頃有益、年を取ると有害な遺伝変化の蓄積。遺伝子で決まる。などなど。②は現在否定、③は傾向あり、④は一つの要因であるとする。これだ、というのは結論ない。個人的には①は因果の説明としてはストンと落ちないが、死の意義が肯定され前向きにはなる2025/06/17

bapaksejahtera

18
著者の本の多くは生物の進化を中心とする。本書もこれに連なるのだが、表題に対して提示する4つの話題①自然淘汰説②種の保存説③生命活動速度論④進化論的寿命説のうち、寿命が設定されてる我ら多細胞生物に遍くある「死」の機能説明は①で尽きており、その他は各論記述に過ぎず表題への違和感が否めない。但し本書は死と寿命を主題に、生物学の新たな諸問題を包括的に説明している点で貴重である。特に古い生物学の基礎知識しかない私には、原核真核生物の他に設けられたアーキアすら目新しいし、エピジェネティクスの機作については目を瞠いた。2023/08/10

J

7
★★★☆☆ 前半少し眠くなったが、4章から面白くなった。既に聞いたことある話が多かった気がするが。ミツバチの世界は改めてすごいなぁと思う。この手の興味深い話はやはり、利己的な遺伝子を読んだ時の印象が一番強く残っている。いつか再読したいと思いつつあの厚さを前にして後回し…2023/04/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19680575
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。