新潮選書<br> 謎ときサリンジャー―「自殺」したのは誰なのか

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新潮選書
謎ときサリンジャー―「自殺」したのは誰なのか

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038709
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0398

出版社内容情報

気鋭の米文学者があの名作に知られざる事件を発見! ついには作家の作品世界全体を貫くミステリーまでをも解き明かす衝撃の評論。

内容説明

「バナナフィッシュにうってつけの日」は主人公の拳銃自殺というラストで知られる。だがそれは「自殺」だったのか?前代未聞の問いは問いを呼び、やがて『ライ麦畑』も含む作品世界を一変させる。世界最高峰のミステリ賞“エドガー賞”(評論・評伝部門)で日本人初の最終候補となった「文学探偵」が弟子と共に天才作家の謎を稠密なロジックで解き明かす。

目次

序章 シーモアの予言(銃声;ハプワース16、1924年 ほか)
第1章 若い男(男の正体;家族の証言 ほか)
第2章 両手の音(公案を裏返す;片手片足のミュリエル ほか)
第3章 バナナとリンゴ(最高にうってつけな日;「どちらか問題」再び ほか)
第4章 ホールデン(狙わない人;ゲームから遠く離れて ほか)

著者等紹介

竹内康浩[タケウチヤスヒロ]
1965年、愛知県生まれ。アメリカ文学者。東京大学文学部卒。北海道大学大学院文学研究院教授。Mark X:Who Killed Huck Finn’s Father?(マークX―誰がハック・フィンの父を殺したか?)がアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となる

朴舜起[ボクシュンキ]
1992年、兵庫県西宮市生まれ、鳥取県境港市出身。立教大学文学部英米文学専修を卒業後、サリンジャー研究を志し、北海道大学大学院に進学。現在、同文学院欧米文学研究室博士課程3年。ハーマン・メルヴィルやワシントン・アーヴィングなど19世紀アメリカ文学からイアン・マキューアンをはじめとする現代イギリス文学まで幅広く研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

90
「バナナフィッシュ」の結末で男が右こめかみに銃声を轟かせる。「これも誓って言うけど、ぼくたち<シーモアとバディ>のどちらかがこの世を去るときには、いろいろな理由で、もう片方がそこにいることになる」を、白隠慧鶴禅師の隻手音声の公案「二つの手による拍手の音を私たちは知っている。しかし、一つの手による拍手の音とは何か。」から反転させ、轟く銃声は「片手の音」であり、では二つの手による音とは何かと問いを立てているのだ。芭蕉(=バナナ)の俳句など意外な謎解きにワクワクしつつ読み終えた。サリンジャーを全作読んでみたい。2021/11/23

Shun

34
「バナナフィッシュにうってつけの日」の唐突な結末は男が粛々と拳銃で自殺するというものだった。普通に読めばシーモアの自殺という帰結ととる場面ですが、著者はこの人物が誰だったのかという問いかけから本書の考察は始まります。一体どのような論説が展開されるのか興味津々で取り掛かった本作でしたが、バナナフィッシュを含むサリンジャー作品を縦横無尽に読み取っていき様々な謎が次々と線で繋がっていく様は推理小説の解決編の如き面白さ。言葉を巧みに利用した伏線から禅問答や弓道の正射必中の教え等々、サリンジャーの奥深さを知る良書。2022/06/21

Y2K☮

34
正直「キャッチャー」や「ナイン・ストーリーズ」は自分なりの解釈で十分楽しめる。最初はその方がいい。だが本書を知ってから再読すると見える景色が鮮明になる。リマスターされたCDから意外な楽器の音を発見するように。そうポイントは「音」なのだ。通常この種の深読みは拡大解釈やこじつけと五十歩百歩。だがサリンジャーに関しては当てはまらない。作品中のごく細かい箇所にも彼の意志が反映されていると考える方が自然だから。そして「シーモア序章」や「ハプワース」みたいな作品を楽しむにはこういう本が不可欠。空前絶後のファンブック。2022/01/27

❁Lei❁

27
シーモアは本当に自殺したのだろうか? この問いから出発し、バナナフィッシュ、テディ、シーモア序章、ライ麦などの作品や日本の禅の思想を経由して謎が解き明かされていきます。答えは想像の斜め上をゆく常識外れのもので唖然としてしまいました。しかしそれは十分な根拠に支えられた納得のいくもので、それだけサリンジャー文学は深淵なのだと改めて実感できました。そして今までの何万倍も作品が愛おしくなりました。サリンジャーファンには必携の書であること間違いなしです。2021/09/21

チャーリブ

24
サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』の中の「バナナフィッシュにうってつけの日」。その最後の「自殺」について作者はこう問いかける。最後の銃声は、はたしてシーモアの自殺だったのかと。この作品は未読なのだが、それでも心地よい知的興奮を与えてくれる。後半は『ライ麦畑でつかまえて』の謎ときで、こちらは既読だがその解釈は目からウロコだった。「catcher」を目指すホールデンだが、人生は「catch」するものでなく「meet」するものでしかないという、ある種の「悟り」体験の物語??また読み直します。○2022/01/23

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