新潮選書<br> 中国はなぜ軍拡を続けるのか

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中国はなぜ軍拡を続けるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038150
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C0331

出版社内容情報

経済的相互依存が深まるほど、軍拡が加速するのはなぜか。中国政治のパラドックスを解き明かし、対中政策の転換を迫る決定的論考。

内容説明

日本がいかに誠実な対応を取ろうとも、どれだけ経済的相互依存を深めようとも、中国共産党はこの先も軍拡を続けるし、いつか武力衝突に発展する可能性がある。それはなぜか―?人民解放軍の分析を長年にわたり続けてきた気鋭の中国研究者が、一党独裁体制における政軍関係のパラドックスを構造的に解き明かし、対中政策の転換を迫る決定的論考。

目次

第1部 現代中国における独裁・暴力・ナショナリズム(独裁と暴力;漂流する中国の近代化 ほか)
第2部 毛沢東が遺した負の遺産(誰が中国の敵で、味方なのか?;新中国は解放軍なくして統治しえず)
第3部 分岐点となった八〇年代(「改革・開放」の光と影;「独立自主」と解放軍の改革 ほか)
第4部 軍拡時代の幕開け(ポスト天安門期の危機が生んだ新指導部;共産党の生き残りを賭けた諸方策 ほか)
第5部 軍拡時代の解放軍(軍拡にはしる解放軍の「意図」;解放軍の「能力」診断)

著者等紹介

阿南友亮[アナミユウスケ]
1972年、東京都生まれ。東北大学大学院法学研究科教授。慶應義塾大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。大学院在籍中に北京大学国際関係学院に留学。東京成徳大学講師、東北大学准教授を経て、2014年より現職。2014年~2015年ハーバード・イェンチン研究所客員研究員。2017年、東北大学公共政策大学院院長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

45
中国共産党統治の実態に鋭く切り込んだ内容。日米など西側に門戸を開いた改革開放は必然的に民主化の要求を生み、天安門事件に繋がる。後継江沢民は内なる不満を愛国主義教育などで外にそらすが、それはまた必然的に西側との軍事的緊張を引き起こした。経済成長による果実は党幹部周辺に集まり、民衆との格差は著しく拡がる。国内からの共産党一党支配に対する異議申し立てを暴力で封じ込め、西側に対し力で対抗する「意図」を放棄しない限り、党の軍隊である解放軍の待遇改善と装備充実は共産党独裁体制の維持に手を抜けない。本質把握に一々納得。2018/12/09

川越読書旅団

33
辛亥革命から習近平体制の中国を軍事外交的観点から一気に解説する。近現代の中国史再確認にうってつけな内容。2021/11/21

スー

26
電157人民解放軍は国の軍隊ではなく共産党の私設軍隊で、地域の行政と教育を担っていた為に巨大になる。そして軍との関係が薄い江沢民が国家主席になると軍をコントロールする為に待遇改善を約束して更に多くの資金を得るようになる。国内は貧困や民主化運動で不安定となり国を纏める為に資本主義国家の危険を訴え軍の強化に進む。軍の縮小=共産党が正統性を失う事に繋がるので後戻りは出来ない。人民軍の強化は日本にとって脅威ですが救いはステルス性能とイージスシステム、部隊を有機的に繋ぐシステムが未熟だということですね。2019/11/03

BLACK無糖好き

17
中国が軍拡を続ける要素。①共産党が暴力に依存する形で、中国国内から湧き出る「民主化」要求を抑える。②そうした「民主化」要求に共鳴して内政干渉をしかけてくる西側諸国の牽制。③軍事力を誇示することによる「中華民族の偉大な復興」の演出。◇中国国内の民衆の生存権確保という「中国の安全保障」と、共産党の既得権益の維持という「中国共産党の安全保障」との間には大きな齟齬。解放軍は「国軍」ではなく「党軍」。◆中国では国内治安維持にかかる経費が「国防費」を上回る。これらの構図を分かりやすく解き明かしている。2017/10/09

おせきはん

16
外国の資本を活用しながら経済を発展させて生活水準を改善させる一方で、国内の民主化要請や貧富の差の拡大に対する不満のはけ口も外国に求める中国政治について分析しています。共産党による支配体制の維持のために態度を変化させてきた様子を振り返ることで、中国政治において何が大切にされているかを再認識できました。2019/01/21

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