新潮選書<br> 「ひとり」の哲学

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電子版あり

新潮選書
「ひとり」の哲学

  • ウェブストアに8冊在庫がございます。(2025年07月24日 01時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106037931
  • NDC分類 182.8
  • Cコード C0395

出版社内容情報

孤独と向き合え!人は所詮ひとりであると気づいて初めて豊かな生を得ることができる。鎌倉仏教の高僧らに学ぶ、個であることの覚悟。現代人よ、「孤独」をそんなに悪者にするな! 「独居老人」「孤独死」など、まるで「ひとり」が社会悪であるかのように世間は言う。が、人は所詮、ひとりで生まれ、ひとりで死ぬ。「孤独」と向き合うことで、より豊かな生を得ることができるのだ。親鸞、道元、日蓮、一遍など先達の生き様を振り返り、日本思想の源流ともいえる「ひとりの覚悟」に光を当てる。

山折 哲雄[ヤマオリ テツオ]

内容説明

現代人よ、「孤独」をそんなに悪者にするな!「独居老人」「孤独死」など、まるで「ひとり」が社会悪であるかのように世間は言う。が、人は所詮、ひとりで生まれ、ひとりで死ぬ。「孤独」と向き合うことで、より豊かな生を得ることができるのだ。親鸞、道元、日蓮、一遍ら、先達の生き様を振り返り、日本思想の源流ともいえる「ひとりの覚悟」に光を当てる。

目次

序章 「孤独」と「ひとり」のちがい
第1章 親鸞の「ひとり」
第2章 道元の「ひとり」
第3章 日蓮の「ひとり」
第4章 法然と一遍の「ひとり」
終章 「ひとり」の哲学

著者等紹介

山折哲雄[ヤマオリテツオ]
宗教学者、評論家。1931(昭和6)年、サンフランシスコ生まれ。1954年、東北大学インド哲学科卒業。国際日本文化研究センター名誉教授(元所長)、国立歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

34
生まれるときは一人。そして死ぬときも一人。孤独はあたりまえのことなのに現代社会は独りであるということにネガテイブなイメージを持ちすぎている。本来群れをなすということは生存するために有利だからそうして生きることを我々の遠い先祖が選択したというだけのことであって、生きることが容易い現代社会では無理に群れに加わる必要は皆無なんじゃないかと思えてくる。一人の哲学。独りであることの意味と意義。そうした確固とした何かを掴めたのなら生きることは楽になる。2018/05/06

かんちゃん

28
宗教学者のエッセイ。法然、親鸞、日蓮、道元、一遍……。日本を代表する聖人の「ひとり」の思想に思いを馳せる。日本思想史に疎い私には学術的なことはよくわからない。しかし、私も日本人。著者の呟くことは、肌ではわかる。あ〜、確かに日本ってそうだったね。なぜか郷愁を感じる。2017/02/12

団塊シニア

23
タイトルに惹かれ購入したが思いのほか読みにくい内容であった、というよりまとまりに欠けてる感じがした、ただあとがきに代えての部分で「さあ、これから死ぬか、と掛け声をかけ、そのままベッドにころがりこむ」というフレーズだけが印象に残った。2017/12/11

ねこさん

23
「ひとり」でいることの劣性のイメージに対するアンチテーゼのようだが、親鸞、道元、日蓮、法然、一遍らの足跡を追う紀行文であると共に、老境にある人が心情の遷移や睡魔の中に見える妄想を吐露していく、というより彼らの生きた時局に自己をチューニングしながら、善悪で計れない生のままならなさや揺らぎを整合出来ずに苛立っているようにも思え、「ひとり」を肯定する意志を示しつつも、虚無感を絡めとりながら死へと向かう矛盾にシンクロし、それらを親鸞という存在の仕方の極との位置関係に集約させていることに、内省を拒む頑なさを感じる。2017/12/07

ほじゅどー

15
★★★「ひとり」を支える「こころ」。日本語の「こころ」は英語にない。やまと言葉の「こころ」は万葉集以来の千年の歴史。こころが騒ぐ、こころ苦しい、こころ残り。漢語の「心」は中国から来た。道徳心、愛国心、公共心。「こころ」は人間的な煩悩系の意識を、「心」は観念世界を志向する。「個」として自立し、「ひとり」で生きていく覚悟を持つ。「ひとり」は孤立ではなく、無量の同胞の中で生きること。2017/05/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11185722
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品