出版社内容情報
果たして彼は南米の生んだ稀代の語り部か? 壮大なほら吹きか? マルケスの名翻訳者が解き明かす、奇想天外なる発想力の原点――。
壮大なるほら吹きにして、南米の生んだ稀代の語り部――果たしてその「正体」は? 生まれ育ったカリブ海の日常生活に潜む底抜けなユーモアのセンスを手がかりに、ラテンアメリカ文学の魅力を『ドン・キホーテ』のスペイン語文学、さらにはコロンブスの“冒険心”まで溯って縦横無尽に解読。数々のマルケス作品を翻訳した著者が、ありきたりの作家論・作品論にとどまらず、世界的文豪の発想力の原点を解き明かす。
内容説明
現実と幻想が渾然と溶け合う官能的で妖しい世界―果たして彼は南米の生んだ稀代の語り部か、壮大なるほら吹きか?生まれ育ったカリブ海の日常生活に潜む底抜けなユーモアのセンスを手がかりに、ラテンアメリカ文学の魅力を『ドン・キホーテ』のスペイン語文学、さらにはコロンブスの“冒険心”にまで溯って、縦横無尽に解読。数々のマルケス作品を翻訳した著者が世界的文豪の発想力の原点を解き明かす。
目次
新大陸発見
植民地時代から独立へ
独立から現代までの文学
作家への道
習作時代
旅立ち
疾風怒涛
記憶と創造
『百年の孤独』
『族長の秋』
悲劇としての小説
『コレラの時代の愛』
独立戦争の英雄シモン・ボリーバル
晩年の小説二編
著者等紹介
木村榮一[キムラエイイチ]
1943年、大阪生まれ。スペイン文学・ラテンアメリカ文学翻訳者。神戸市外国語大学イスパニア語科卒、同大学教授、学長を経て、神戸市外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころこ
松風
梟をめぐる読書
aoneko
おおた