新潮選書<br> 謎ときガルシア・マルケス

電子版価格 ¥1,144
  • 電書あり

新潮選書
謎ときガルシア・マルケス

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106037474
  • NDC分類 960.28
  • Cコード C0395

出版社内容情報

果たして彼は南米の生んだ稀代の語り部か? 壮大なほら吹きか? マルケスの名翻訳者が解き明かす、奇想天外なる発想力の原点――。

壮大なるほら吹きにして、南米の生んだ稀代の語り部――果たしてその「正体」は? 生まれ育ったカリブ海の日常生活に潜む底抜けなユーモアのセンスを手がかりに、ラテンアメリカ文学の魅力を『ドン・キホーテ』のスペイン語文学、さらにはコロンブスの“冒険心”まで溯って縦横無尽に解読。数々のマルケス作品を翻訳した著者が、ありきたりの作家論・作品論にとどまらず、世界的文豪の発想力の原点を解き明かす。

内容説明

現実と幻想が渾然と溶け合う官能的で妖しい世界―果たして彼は南米の生んだ稀代の語り部か、壮大なるほら吹きか?生まれ育ったカリブ海の日常生活に潜む底抜けなユーモアのセンスを手がかりに、ラテンアメリカ文学の魅力を『ドン・キホーテ』のスペイン語文学、さらにはコロンブスの“冒険心”にまで溯って、縦横無尽に解読。数々のマルケス作品を翻訳した著者が世界的文豪の発想力の原点を解き明かす。

目次

新大陸発見
植民地時代から独立へ
独立から現代までの文学
作家への道
習作時代
旅立ち
疾風怒涛
記憶と創造
『百年の孤独』
『族長の秋』
悲劇としての小説
『コレラの時代の愛』
独立戦争の英雄シモン・ボリーバル
晩年の小説二編

著者等紹介

木村榮一[キムラエイイチ]
1943年、大阪生まれ。スペイン文学・ラテンアメリカ文学翻訳者。神戸市外国語大学イスパニア語科卒、同大学教授、学長を経て、神戸市外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

松風

26
作品概説とその背景と評伝。あらすじ程度ならともかく、最後の決めの一文をハイライトとして紹介してしまっているので、未読作品があるうちは読まないほうがよかった。セルバンテスやフォークナー、ヘミングウェイ、ボルヘスやリョサなどはともかく、妙に開高健と司馬遼太郎を引き合いに出すのが気になった。2014/08/22

梟木(きょうぼく)

22
ガルシア=マルケスという稀代の語り部の作品を、新大陸の発見と『ドン・キホーテ』による近代文学の成立という「前史」まで遡って読み解く。ラテンアメリカ文学の翻訳者としても名高い木村榮一先生が手掛けているだけあって、日本語で読める評伝としては恐らく最高のものに仕上がっている。マルケスは決して魔術的リアリズム一辺倒の作家ではなく、習作時代から晩年まで一作ごとにスタイルの彫琢と刷新を図り続けてきた、という指摘はとりわけ重要だろう。木村先生のご趣味なのか、司馬遼太郎からの引用や日本の幕末話がやたら多いのはご愛嬌。2014/05/26

aoneko

17
興味のあることにしか関心を示さず、自分の感性と直感だけを信じていた少年時代、作家になってからの極貧生活、個々の作品へのアプローチから歴史背景まで多岐に渡っていて、興味深かった。同時代に活躍した作家たちとの逸話も楽しく聞いたけれど、ちょっとだけでてきた村上春樹やオルテガの言葉が妙に印象的だったような。2014/09/01

おおた

17
ラテンアメリカ文学翻訳家四天王の1人、木村榮一先生によるガルシア=マルケス読解。ドン・キホーテ、開高健らを援用しつつ、ガルシア=マルケスの生い立ち(『生きて、語り伝える』がコンパクトにまとまっている)から、各作品の分かりやすい解題まで、1冊あると重宝する。他のフエンテスやコルタサルのようなラテンアメリカ文学の執筆者より、意外にもガルシア=マルケスの方が後れてデビューというのも改めて気付かされる。1300円とお買い得なのもありがたい。2014/08/24

コニコ

14
「百年の孤独を歩く」という本の中でフィクションと現実との融合をマルケスは素晴らしく描いた語り部だと思ったと書いたが、こちらの本でもマルケスは、”幻想的な出来事は現実と等価のものである”ということを言っている。マルケスの未読の作品が解説、分析されているが、この本で紹介されている「物語の作り方 ガルシア=マルケスのシナリオ教室」をぜひ読んでみたい。そこからの引用で”本当らしさの限界というのは、われわれが考えているよりも広がりのあるものなんだ。”というのがあった。印象的な言葉だ。  2020/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8068102

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社トリスタ」にご確認ください。