新潮選書
レーガンとサッチャー―新自由主義のリーダーシップ

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  • サイズ B6判/ページ数 430p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106037429
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0331

出版社内容情報

冷戦期、停滞に苦しむ米英を劇的に回復させた二人の指導者。彼らはいかに左派陣営を打破したのか。その経済政策と外交・軍事戦略。

アベノミクスの源流がここにある――日本人必読の指導者論! 冷戦期、停滞に苦しんでいたアメリカとイギリスに颯爽と登場し、劇的に国力を回復させた二人の指導者。彼らはなぜ権力を奪取できたのか。どうやって国内の左派勢力を打破したのか。いかにしてソ連を盟主とする共産陣営を崩壊に追い込んだのか。その新自由主義的な経済政策と、妥協なき外交・軍事戦略の功罪を鮮やかに描く。

内容説明

冷戦期、停滞に苦しんでいたアメリカとイギリスに颯爽と登場し、劇的に国力を回復させた二人の指導者。アウトサイダーだった彼らが、なぜ権力を奪取できたのか。どうやって国内の左派勢力を打破したのか。いかにしてソ連を盟主とする共産陣営を崩壊に追い込んだのか。その新自由主義的な経済政策と、妥協なき外交・軍事戦略の功罪を鮮やかな筆致で描く。

目次

第1章 店の上階で
第2章 仕事の世界
第3章 権力の味
第4章 頂点への道
第5章 選挙での勝利
第6章 蜜月時代
第7章 「恋人たち」の諍い
第8章 島を追われて
第9章 冷戦の戦士たち
第10章 ストライキ・バスターズ
第11章 ロシアより愛をこめて
第12章 勝利者たち
第13章 残された者

著者等紹介

ワプショット,ニコラス[ワプショット,ニコラス] [Wapshott,Nicholas]
1952年、英国生まれ。ジャーナリスト、作家。「タイムズ」や「オブザーバー」等で記者・編集者として活躍後、アメリカに拠点を移す。キャロル・リード、レックス・ハリソンらの評伝を執筆、2011年に刊行した『ケインズかハイエクか―資本主義を動かした世紀の対決』(新潮社)で注目を集める。現在は新聞やテレビのコメンテーター、大学の客員教授としても活躍中

久保恵美子[クボエミコ]
翻訳家。東京大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

15
この筆者は「ケインズかハイエクか」を書かれたとのことですが、私は読んでかなり伝記家としての力量があると感じていました。今回はレーガンとサッチャーを俎上に挙げています。似ている両者の若かりし頃からの生涯を追っていてサッチャーがかなりレーガンを意識していたこともよく書かれています。2期8年間のレーガンと11年のサッチャーがいた時代というのは新自由主義の萌芽からそれを確立した時代であると思います。それをきめ細かな筆致で書かれています。 2014/07/04

CCC

9
伝記だった。それも英雄譚寄りの。分かりやすい人物像提示は良いと思うが、視点が左翼との戦いや国の威信、覇権といったものに寄っていて、国民の生活には目を向けていない感じがしたのが少し残念だった。エピソード重視と割り切って読むべきなのかも。2017/11/13

ジュンジュン

3
歴史の曲がり角(80年代)に登場した二人の指導者を、二人の特別な関係を軸にまんべんなく描いてくれる(ただし経済対策は弱い)。よくここまで復元できるものだと感心してしまう細やかな描写で力作だが、強力な個性が難題に挑む姿は魅力的で面白かった。2018/02/10

キミ兄

3
サッチャーがここまでレーガンに依存していたとは!! そういう目線の本だからではあるが、サッチャーのレーガンに対する態度は、まるで恋する女子生徒会長みたいである。レーガンが大統領になる経緯も改めて興味深く読んだ。☆☆☆☆。2014/06/13

ゆずこまめ

2
レーガン大統領は日本ではロンヤス関係の人として知られているけれど、人たらしだったのかなぁ。 もちろん国の利害関係はあるけど、首脳同士の相性って思っていた以上に大事なのかもしれない。 冷戦の最前線にいた二人のやり取りはとてもスリリング。2020/06/30

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