内容説明
4世紀、ドナウ河のほとり。ゴート人・ウルフィラは独力で聖書の翻訳に立ち向かう。「神」はグス、「父」はアッタ…。迫害、戦乱、民族大移動の荒波に耐え、40年の歳月を経て、史上初のゲルマン語訳聖書が誕生した。その写本「銀文字聖書」は6世紀の製作。数奇な運命を辿って1500年を生き抜いた唯一の写本を読み解きながら、ヨーロッパの多様と普遍を探る。
目次
プロローグ 銀文字聖書との出会い
1 ゲルマン語聖書の誕生
2 「神」の発見
3 銀文字聖書、一二〇〇年の旅
4 ことばあれこれ―ヨーロッパの普遍と多様
エピローグ 遠くて近いブルガリア
著者等紹介
小塩節[オシオタカシ]
1931年、長崎県生れ。東京大学文学部独文科卒業。国際基督教大学、中央大学文学部(ドイツ文学)教授などを経て、現在、フェリス女学院理事長。その間、駐ドイツ日本国大使館公使、ケルン日本文化会館館長なども兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サトシ@朝練ファイト
26
以前から読みたかった本。それほど目立たないが、翻訳と言うものが歴史に影響を与えるのを再認識できたと思う。2022/10/03
takao
3
イタリアで6世紀に作成された古代ゴート語の聖書はスウェーデンの国宝。スウェーデン人は自らを古代ゴート族の末裔だと信じている。 2020/04/10
もとやあね
1
銀文字聖書の謎というタイトルに惹かれて読んだのだけど、ものすごいいい意味で裏切られて夢中になった。言語から歴史を垣間見るのにとても面白い本でした。ゴート文字がたった一人の司教が考案創作した文字というのも衝撃だったし、当時の宗教や文化、民族などの移り変わり(といっていいのかな)がわかりやすく解説されていて大変興味深い本でした。ゴート語ってヨーロッパの言語の祖なんですね~2012/06/06
染井
0
ウルフィラの語学力はすごい。そして若くして司教になるとは...2008/11/02
oryzetum
0
資料の不足により不明点も多いとはいえ、ゴート人ウルフィラの事績や略伝と、そのゴート語訳聖書の来歴が記されていて、とても興味深かった。ただ、言語学的には怪しい話が散見されるのがちょっと気になる。2021/01/10




