出版社内容情報
「ぬか六(抜かずに六交)」「ふか七(拭かずに七交)」など、究極の快楽に到達する秘技とは? 遊女屋の主人による驚愕の書をわかりやすく解説。
内容説明
伊予道後で大成功を収めた遊女屋の主人が、書き記した門外不出の奇書『おさめかまいじょう』―この性愛指南書には、遊女の健康管理に始まり、男を篭絡する術、放縦な要求への対処法、どのように「天悦」に至らしめるか、36種の交合体位など、様々な快楽の技法が網羅されている。当時の図版を掲載し、豊かで過激な性愛文化を明らかにする驚愕の書。
目次
第1章 遊女の性技指南書に見る秘技(『おさめかまいじょう』について;新入りの女の女陰検分と水揚げ ほか)
第2章 女への大悦(女との肛交;外国の場合)
第3章 「張形」の御利益(女の新たなる自己顕示;文献に現れた「張形」 ほか)
第4章 江戸のバイアグラ(提灯で餅を搗く;常々の補腎薬の色々 ほか)
著者等紹介
渡辺信一郎[ワタナベシンイチロウ]
江戸庶民文化研究者、古川柳研究者。1934年東京生まれ。早稲田大学卒。元都立深沢高校校長。蕣露庵主人の筆名もある。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こばまり
53
秘伝とされた性技指南書の解説と、江戸のバイブレータ及び精力亢進剤事情。エロティックを通り越して凄まじい。哀しく描かれることの多い遊女の世界だが、ここでは如何に女体への負担少なくして顧客を満足させるかに終始しており逞しく映る。古川柳の奥深さに唸る。2023/04/07
鉄之助
19
「おさめかまいじょう」江戸時代の遊女のテクニック集。2018/05/14
剛腕伝説
12
江戸時代に遊女の性技指南書として書かれた『おさめかまいじょう』の内容を事細かに紹介している。新入り遊女の心得、性具を使いたがる男への対処法、口技の仕方、避妊の仕方、遅漏男への対処方法、肛交の仕方等々多岐にわたる内容。 こう見ると今も昔も男女の秘め事はそう変わらない。納得。2023/03/13
gtn
12
江戸時代の性のおおらかさに改めて驚く。おそらく世界一だろう。キリスト教の縛りがある欧米を凌駕していることは間違いない。日本の文化として誇っていい。2018/11/11
海星梨
8
KU。ずっと放置していたやつ。うーん。こういうのって結局同じ内容なんだね。そんな感想になるくらい読み漁るな、というアレかもだけど笑2024/06/16
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- 和書
- さとやまさん