出版社内容情報
近代以降百余年、日本人の呼吸は浅く、速くなった。我々の身体に眠る「息の文化」をいかにして取り戻すか。ナンバ歩き、古武術に続く、画期的身体論!
内容説明
いま日本の社会が極端に弱っている。不安感、閉塞感、キレやすく無気力。これは身体からの警鐘だ。近代以降百余年、生活スタイルの変化で日本人の呼吸は浅く、速くなった。私たちの身体に眠る古来の技術=密息を取り戻そう。呼吸の奥義と知られざる日本文化の相貌を、虚無僧尺八の偉才が鮮やかに解読する。腰肚文化、ナンバ歩き、古武術に続く、画期的身体論。
目次
1 「密息」の発見(鍵は「密息」にあり;呼吸巡礼)
2 呼吸と身体、呼吸と心(密息の方法;呼吸の種類 ほか)
3 日本人の身体(密息はいかにして生まれたか;日本人の動作)
4 密息から見えてきた日本文化(静止する文化;フォーカスイン/フォーカスアウト ほか)
5 倍音―日本の音の秘密(自分の音を発見する;日本人の音色 ほか)
著者等紹介
中村明一[ナカムラアキカズ]
作曲家・尺八奏者。横山勝也師をはじめ、多数の虚無僧尺八家に師事。横浜国立大学応用化学科卒業、バークリー音楽大学、ニューイングランド音楽院大学院出身。虚無僧尺八を拠り所に幅広く音楽活動を展開し世界30ヶ国余で公演。CD「虚無僧尺八の世界 北陸の尺八 三谷」ほか。文化庁芸術祭優秀賞(2回)、文化庁舞台芸術創作奨励賞、など受賞多数。桐朋学園芸術短期大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字スキー
デビっちん
あちゃくん
よう
太鼓