内容説明
時は昭和初期、オホーツク海で操業する蟹工船「博光丸」では、会社が国策の名のもと暴利をむさぼる一方、労働者たちが過酷な労働を強いられていた。やがて、彼らは団結して闘争に立ち上がる―!現代に通じる昭和プロレタリア文学代表作の漫画化決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りょう君
17
原作を忠実に再現している漫画だった。ブラック企業が社会問題となっている昨今。資本主義に格差が生まれるのは、社会の仕組みが悪いのか、それとも自己責任か!?ゴーンが有罪になるのを日本人は望んでいると思う。資本主義が悪いなら共産主義というのが、この本。小林多喜二はバリバリの共産党員で、1933年に逮捕され、築地署で拷問され死んだ。そんな多喜二の小説はプロレタリア文学と位置付けされたようだ。未組織労働者のストライキを扱ったこの小説と漫画を何度か読んだ。「カムサッカで死にだぐねぇ・・」というのが伝わった・・2019/02/01
exsoy
8
原作だとまだ続きがあるみたいですが、このマンガだけだと「束になってもダメでしたー 完」みたいな印象が…2011/04/17
読み人知らず
3
名前は知ってるけど読んだことがなかった話です。この時代の金持ちの貧乏人に対する扱いがひどいことは想像できるけど、やはりじごくです2011/07/09
Nakamura Chinami
2
課題本読了。今は労働条件が変わって、これを適用出来るところは減ってきているのだろうが、資本主義が及ぼした影響を知らずにこのまま生活してたら、と思うと恐ろしい。2014/05/22
DSSD
1
☆☆☆★2018/10/12
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