新潮コミック 金星樹 - ＳＦ短篇集

佐藤史生

新潮社（1992/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 243p／高さ 21X15cm
• 商品コード 9784106030321
• Cコード C0379

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夜の女王]

☆☆☆☆　何度目かの再読。何回も読める名作。やっぱり『レギオン』が一番好きだ。『金星樹』（１９７８年作）に出てくるロケットのビジュアルがちょっと幼稚で時代を感じさせるのはご愛嬌。

2014/07/14

[夜の女王]

☆☆☆☆　昭和の日イベントのために久々に再読。やっぱり良いわ～。『一角獣の森で』余韻が良い。『レギオン』聖書をモチーフにしたＳＦは数々あれど、これは五指に入るくらいの傑作。そして、『夢見る惑星』の前史『星の丘より』初読みから面白いと思ったけど、これが大化けするとは！少女漫画家としてだけでなく、ＳＦ作家としても一流。もっと長生きして欲しかった(;_;

2013/04/29

[おれんじ2007]

著者の訃報後、コミックスを全部読み返したくなって実家から発掘。本当は奇想天外社版なのだけど検索で出てこないのでこの本で。収録のどのSFも味わいあって好き！

2010/08/06

[labyrinth]

少女漫画でSFの系譜の古典。借りて読んだもので、今は絶版なのは悲しいことです。いつの日かまたSFブームの再来は起こりうるのでせうか。 話がずれました。短篇集というのは非常にアイデアの宝庫で、密に作者の色が感じられるものです。ポップで爽やかなSFで、ワンゼロのような会話の当意即妙さが心地良いです。表題作はとてもシンプルに美しい。

2012/05/17

[むろ]

ああ、宗教絡みSFは大好きだよ。これが30年以上の作品なんでしょう？ 本を、本を読もう。

2012/05/15