内容説明
暴走する神経回路のパスワードを捜せ!ふとしたきっかけで豹変する病んだ脳髄たち。女性精神科医・南川藍子に忍び寄る影のなかに、まさかのあいつが…。精神病理学、大脳生理学の可能性を極限まで追求、脂の乗り切った逢坂サスペンスの最高峰!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
8
精神科医・南川藍子と、スネではなく脳に傷持つ男たちのサイコサスペンス。こういうオチだったことをすっかり忘れて再読。今ではさほど目新しくない設定だけど当時(1988年)ではかなり珍しかったんじゃないかな。今読んでもしっかり取材して書いたのわかるし。幾つか平行して発生する事件のすべてがリンクしてたらもっと面白かったかも。ちょいちょい恥ずかしい台詞がバンバン飛び交うのがこれまた時代だなw つか逢坂剛って結構球種持ってるなって感じ(スペインと鷹と百舌だけじゃないぞってw)2016/08/18
josuke
8
出版当時に読みたかった本。 最近でこそ似たような内容が多くなったと思うけど、当時では珍しかったのではないだろうか。それだけに新鮮味が感じられず、なおさら残念に感じる。精神科医であっても、ここまで脳科学を知らないとは思えないなとか、今ならMRIとかあるからもっと簡単にわかるだろうなとか突っ込んでしまった(笑)2015/12/25
massan19
2
正しいのかまではわからないが、右脳と左脳の話など、非常に興味深く読み進められた。1980年代に書かれたとは思えないです。2015/02/22
ペトロトキシン
2
右脳と左脳のこの話は、本当にある事なのだろうか?それぞれ、独立した人格が自分の中にあると考えただけで、恐ろしくなってくる。2010/02/26
calaf
2
大勢の観客の前での殺人未遂・・・2005/08/02
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