内容説明
その全生涯を責め絵に捧げた希代の絵師・最後の浮世絵師が、絵筆の代わりに自ら演出し撮影させた責め写真の数々。大正後期から昭和中期の幻の晴雨コレクションを初公開。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
19
責め絵師で「あぶな絵」とよばれた緊縛された和服の女たちを描いた伊藤晴雨の緊縛モデルの写真帖。とても生々しいが、大きな島田髷がガクッと崩れ縄で責められ諦念を湛えた女たちの写真はどれも美しい。晴雨は黒髪マニアだったようで、連続写真に黒髪の乱れが足りないと感じたときは筆で描き足してもいる。無惨、ともいえる写真もあるがやっぱり和風緊縛はいい。女性モデルも一重切れ長目の和風美人ばかりだ。情緒さえ感じるこの美しさは尋常ではない。2015/12/09
まつぼっくり
0
「女は縛ればもっと美しくなる」。一部の人間の趣味嗜好であろうと思っていたが、写真の女人はなんとも艶めかしく、ときにその美しさに嫉妬を覚えるほどだ。2012/01/02
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