出版社内容情報
蔦重×歌麿の黄金コンビが生んだ春画の傑作『歌満くら』を徹底解剖! 数ある浮世絵エロチカのなかでも、版元・蔦屋重三郎×絵師・喜多川歌麿の『歌満くら』は、その表現の斬新さで、そそり立つ。だが実はこの名作、刊行当時は不評だった!? それが一大復活をとげたのは、なにゆえか? レイン博士がその謎を解く。そして歌麿が描いた花魁たちの美人絵もたっぷりとご紹介。吉原の遊女を描いた絵師は多いが、歌麿は質量ともに、他を圧倒しているのだ。歌麿は吉原をどう描いたのか?
【目次】
内容説明
版元・蔦屋重三郎×絵師・喜多川歌麿。この黄金コンビは、春画の傑作も生んでいた!名作『歌満くら』を徹底解剖!そして歌麿が描いた花魁たちもたっぷりご紹介。吉原の遊女を描いた絵師は多いが歌麿は質量ともに他を圧倒しているのだ。
目次
第一部 春画(蔦屋重三郎と歌麿と春画事情;グラフ 蔦重×歌麿の斬新なるエロチカ;傑作『歌満くら』全12図;“歌麿エロチカ”挑戦・失敗・復活の謎を解く;新時代の絵師・歌麿登場!;不発の『歌満くら』が復活するまで;歌磨のラストエ口チカ;蔦屋重三郎と歌磨のエロチカ;『願ひの糸ぐち』ふたりの会話;ラストエロチカ 『絵本小町引』の男と女)
第二部 吉原(《青楼十二時》でよみとく花魁の24時間;遊女の生活を描いたふたつの名作;『青楼絵本年中行事』でよみとく花魁の1年;グラフ 歌麿謹製、吉原ガールズコレクション;歌麿の遊女はなぜ魅力的なのか;リアル吉原―黒い報告書)
著者等紹介
レイン,リチャード[レイン,リチャード]
1926年、アメリカ生まれ。東京大学、早稲田大学、京都大学の大学院で国文学を学ぶ。コロンビア大学、メリーランド大学他で日本語、日本文学、日本美術を教えると共に、ホノルル美術館の学芸員も務めた。2002年逝去
浅野秀剛[アサノシュウゴウ]
1950年、秋田県生まれ。美術史家。現在、大和文華館およびあべのハルカス美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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