出版社内容情報
こんなものがあったなら……多彩な人々が教えてくれた101のとっておき! 「見る・聞く・着る・食べる・住む・使う」のテーマ別。
あの人やこの人も教えてくれた「とっておき」のモノとコト。料理家、スタイリスト、画家、デザイナーほか69人が「とっておき」を語る101本のコラム集。たとえばイサム・ノグチのすべり台、シンスケのきつねラクレット、京都の子育飴、エストニアの靴下、口笛のCD、ベルギーの古本祭、アトリエ ペネロープの鞄、イギリスの鉛筆博物館、メキシコのハンモック、ペルーの浮島……。
内容説明
こんなものがあったなら。あんなところへゆけたなら…。料理家、スタイリスト、画家、デザイナー、写真家、ショップオーナー、建築家ほか、あわせて69人の多彩なみなさんが教えてくれた「とっておき」のモノとコト。モノやコトのことだけでなく、あの人やこの人の暮しかた、考えかたも伝わってくる101本のコラム集。
目次
こころもするり
午前5時の山羊
ローマの壁
コマウサギ?
羽毛の国
ススキの窓
傾いた町
島の光
とうさん
「彼」の力〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばう
60
場所、物、音、身につける物、食べ物、道具…本当に様々な好きなものについて69人の方達のとっておきについてのコラムが101。それぞれ1ページに写真、場所、コラムがおさめられているのでとても読みやすいです。私もその中から気になるモノをメモメモ。巻末の地図がありがたい。2022/04/03
ぶんこ
48
「みる、きく、きる、たべる、すむ、つかう」の項目にわかれて紹介されている数々の品や建物。写真を見た途端「ほっ〜素敵」と印象に残ったのが乾久美子さんのぬいぐるみ、森須磨子さんのしめかざり、塩見和彦さんのライター、おーなり由子さんの木製二輪車。ぬいぐるみは、なんともいえない佇まいに目が離せない。しめ飾りは上品で美しい。こんなのをお正月に飾りたい。ライターは、まるで小さな蝋燭のようで、神秘的。二輪車はオブジェとして飾って置きたい。他には風呂敷で収納するというのは真似したい。隙間時間に読むのに最適。2021/08/16
ひめありす@灯れ松明の火
47
サウンドオブミュージックのMy favorite thingsを頭の中でくるくると再生しながら読みました。とっておきのものたち。前半はちょっと私からの距離が遠いものばっかりだったけど、食べ物の話になったら俄然!私もお気に入り(になる予定)、なものが増えてきました。シンスケのきつねラクレット、お持ち帰り専用の鯛焼き、ふわりと溶ける砂糖菓子、白くて冷たいお汁粉とか。どれも食べたーい!それより前に出てきたのだと、イサム・ノグチの滑り台。ベルギーの古本市、メキシコのハンモック、白銀の自然植物園が気になっています。2014/10/26
あじ
36
各界で活躍する著名人たちが、とっておきの「みる」「きく」「たべる」「きる」「すむ」「つかう」を、素敵な言葉を散りばめて紹介する一冊。日々の暮らしを充実させるには『楽しむ』事が大切だと教えてくれる。P51勝山康晴さんの言葉を引用すると…楽しんでいる人間は、年齢性別人種問わず美しいとおっしゃっています。皆さんの文章力がいちいち素晴らしく、物に対する愛しい!という想いが私をにんまりさせるのでした。アトリエぺネロープのトート買っちゃおうかな♪2013/06/29
とよぽん
32
時代も国や地域も様々。69人もの方がそれぞれのこだわりやお気に入りを紹介していて、世界が広がった感じ。横浜の氷川丸、ペルーはチチカカ湖の浮島、カフカが泣いたイタリアのホテル、戦艦大和のオムライス、札幌イサム・ノグチのすべり台などが興味深い。インドの「午前5時の山羊」の写真は傑作。2019/10/08