とんぼの本<br> 江戸の献立

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とんぼの本
江戸の献立

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  • サイズ B5判/ページ数 125p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784106022395
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0377

出版社内容情報

左遷された武士の別れの膳、商家の華やかな正月、大名家の宴……日記等の古記録を読みこみ、正確に再現した江戸時代の様々な食卓。

江戸の人々はどんな献立を、どんな思いで食べていたのか? 名人が再現! 素材も調理法も食べかたも、いわゆる「日本料理」は江戸時代に始まった。水戸黄門の宴会料理や滝沢馬琴のある日の昼餐、お伊勢参りの旅籠の食事や、元禄御畳奉行の深酒の晩など、著名人から無名の武士まで古文献にもとづく献立を、名店「なべ家」主人が正確に再現。当時の食卓をかこむ人々の心に寄りそうエッセイ、レシピも充実。

内容説明

本書は、古文献にもとづき、水戸黄門の宴会料理や作家馬琴のある日の昼餐、お伊勢まいりの旅篭の食事や元禄御畳奉行の深酒の晩など、著名人から無名の武士まで、史実に残る献立12組を名店「なべ家」主人が正確に再現。当時の食卓をかこむ人々の心に寄りそうエッセイ、いまでも作れるレシピも充実の「江戸のたべもの」案内記です。

目次

一月 大店のお正月―『家内年中行事』より
二月 御畳奉行、朝まで痛飲す―『鸚鵡篭中記』より
三月 黄門様、精進で宴会―『日乗上人日記』より
四月 旅の楽しみ旅篭ごはん―『伊勢参宮献立道中記』より
五月 贅を尽くした食通の昼餐―『献立懐日記』より
六月 海の幸豊かな越後の宴―『柏崎日記』より
七月 大名家、七夕のお祝い―「慶応二年御献立帳」より
八月 流行作家、孫の誕生祝い―『馬琴日記』より
九月 御家人、引き継ぎの宴―『官府御沙汰略記』より
十月 下級武士、友人宅におよばれ―『酒井伴四郎日記』より
十一月 中級武士宅での豪華な酒宴―『石城日記』より
十二月 隠居大名、観劇の宵―『宴遊日記別録』より

著者等紹介

福田浩[フクダヒロシ]
料理家。大塚「なべ家」主人。1935年東京都生れ。早稲田大学文学部卒業。家業のかたわら古い料理書の研究や江戸時代料理の再現に力を注ぐ

松下幸子[マツシタサチコ]
食文化研究家。千葉大学名誉教授。1925年埼玉県生れ。東京女子高等師範学校家政科卒業。調理学を経て、江戸時代の料理書研究を専門とする

松井今朝子[マツイケサコ]
作家。1953年京都府生れ。生家は祇園の料理屋。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了。松竹株式会社に入社し、歌舞伎の企画制作に携わる。松竹を退職後はフリーとなり、1997年『東洲しゃらくさし』(PHP研究所)で作家デビュー。同年『仲蔵狂乱』(講談社)で時代小説大賞、2007年『吉原手引草』(幻冬舎)で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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34
日本料理は江戸時代に始まった。当時の食卓を囲む人々の心に寄りそうエッセイ、今でも作れるレシピも充実の江戸のたべもの案内記  ---水戸黄門の宴会料理、滝沢馬琴の内祝の昼餐、お伊勢参りの旅籠の食事、元禄御畳奉行の深酒の晩など四季12ヶ月の献立を、彼らが書き残した或る日の日記や古い文献から、名店「なべ家」福田浩氏が再現。食文化研究家の松下幸子さん、生家が祇園の日本料理屋で作家の松井今朝子さんが解説。海の幸・山の幸、旬の食材の風味を活かした料理の美味しそうなこと。江戸時代の食文化を知る読み物として愉しめる一冊。2013/10/06

むつこ

17
しょう油の登場が遅いとは知らず、そのため味噌の工夫が面白い。江戸時代と言うか昔の人の「食」へのこだわりは現代の世界中の料理が食べられる環境の私たちに通じるものがあるのだろう。小説の中の料理に想像力の乏しい私にとって目でみてわかるこの本に好感。2016/05/24

Gummo

16
水戸黄門の宴会料理や滝沢馬琴の孫娘誕生祝の祝膳、お伊勢参りの旅籠の食事に芝居茶屋の料理など江戸時代の献立12組を、1月から12月に配して紹介。料理家・福田浩さんの手により再現された料理の美しい写真に、直木賞作家・松井今朝子さん(生家は祇園の料理屋だそう)のエッセイと、江戸料理研究家・松下幸子さんの解説付き。隠居大名が片道2時間かけて観劇に通う話は面白かった。料理は現代的感覚からすれば質素ながら、どれもこれも美味しそう。味は想像するしかないのが残念だけれど。2013/04/13

さっちも

15
日本古来の食事や野菜ってなんだろうという素朴な疑問が日頃からある。大根だって、人参だって中国から渡来してきたもので、醤油も江戸中期にならないと一般的でない。そういった意味で様々な疑問が払拭でき楽しい。寿司や天ぷらといった職人が作ると言われる食文化は参勤交代や江戸詰めの影響で極端に男性比率が高く、その時代の圧倒的な人口を持つ都市江戸が成立させたようだ。男性社会が故のファーストフード社会であり、男性の料理人を必要とする特殊な過程成立といえる。漆器の使い方が美しくて見惚れる2021/01/12

fonfon

11
江戸時代に書き残された、様々地域、様々な階層の家での四季の献立を再現したもの+松井今朝子さんのエッセイという形式。もっとも興味深かったのは、安部老侯の食事より「柏崎日記」の渡辺勝之助のほうが御馳走を食べていたらしい、という話。大名のほうが好きなもの、食べたいものを自分の意思で選べず、風呂の温度調節もできず、何につけ不自由な生活をしていたらしい。「日本社会では人の上に立つこと自体があまり快適でなさそう」という結論に失笑。。2016/07/06

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