とんぼの本
五重塔入門

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  • サイズ B5判/ページ数 125p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784106022296
  • NDC分類 521.81
  • Cコード C0352

出版社内容情報

スカイツリーはなぜ五重塔を手本にしたのか? 国宝の五重塔、全11塔を詳細に案内。

インドで生れた仏塔は、中国、朝鮮を経て、日本で特異な発達を遂げる。それが五重塔――スカイツリーにも採用された「心柱」とは一体何か? 大工の腕の見せどころは? 法隆寺、室生寺、東寺ほか、国宝の五重塔全11塔の歴史、工法、見どころを案内。日本の建築技術の結晶である五重塔に、私達が心ひかれるのはなぜか?

内容説明

釈迦の遺骨を納める場所として、インドで生れた仏塔は、中国、朝鮮を経て、日本で特異な発達を遂げます。それが五重塔―スカイツリーにも採用された「心柱」とはいったい何か?地震に強いという説は本当か?大工の腕の見せどころはどこ?法隆寺、室生寺、東寺ほか、国宝の五重塔全11塔の歴史、工法、見どころを詳細に案内します。また、飛鳥時代から江戸時代、そして廃仏毀釈の苦難を乗りこえて現代にいたるまで、五重塔をさまざまな角度から考察した画期的通史も。

目次

法隆寺―謎だらけの最古の塔
海龍王寺―工芸的な、余りに工芸的な
元興寺―模型か本尊か
室生寺―すがすがしさの理由
醍醐寺―調和と緊張
海住山寺―動乱の世をはなれて
明王院―繁栄の名残り
羽黒山―神か仏か
興福寺―1200年前から名所
瑠璃光寺―戦国武士の墓標
教王護国寺―空海の塔

著者等紹介

藤森照信[フジモリテルノブ]
建築史家。建築家。東京大学名誉教授。工学院大学教授。1946年長野県生れ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。1983年、『明治の東京計画』(岩波書店)で毎日出版文化賞受賞。1986年、赤瀬川原平、南伸坊らと路上観察学会を発足。1991年“神長官守矢史料館”で建築家デビュー。1997年“ニラハウス”で日本芸術大賞、2001年“熊本県立農業大学校学生寮”で日本建築学会作品賞を受賞

前橋重二[マエハシジュウジ]
ライター。1953年東京都生れ。慶應義塾大学経済学部卒業。美術雑誌、自然科学書などの編集を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

退院した雨巫女。

10
《私‐図書館》スカイツリーは、五重塔を手本にしたんだって、かっこいいし、地震に強いなら、素敵ですね。2012/05/24

金監禾重

5
これまでいくつか五重塔は見てきたが、高さや好天ゆえの黒つぶれなどで満足に拝観することができない印象だった。この本は美しい写真に加え、構造断面図が掲載されているので、屋根の角度などの正確なプロポーションも知ることができる。国宝11塔の高さ比べや部位名称図などもありがたい。旅行に持っていきたい本である。著者2人の文章も読みやすい。2019/10/20

くまきん

1
「路上観察学会」「看板建築」で有名な藤森照信氏は日本建築史の専門家でもあったのです。五重塔は日本の寺院建築の技術の結晶と言えるのではないでしょうか?このような美しいフォルムを持った建築物を産み出した、宮大工の情熱と緻密な計算力には驚嘆せざるを得ません。これらの事実をこの本は美しい写真と図面と文章で教えてくれます。2016/12/04

ジャッキー

1
写真がきれい。文章は読めてません(汗)2014/02/08

takao

0
太陽信仰が塔(柱)を建てさせる。2016/08/07

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