とんぼの本
パリ―中世の美と出会う旅

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  • サイズ A5判/ページ数 126p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784106021794
  • NDC分類 293.5
  • Cコード C0370

内容説明

ノートル=ダム大聖堂やサント=シャペルの意外な見どころ、パリに三つほどしか遺っていないロマネスクの教会、ルーヴルのしずかな一室、シャトルやサンリスといった近郊の街の楽しみ方…。パリとその近郊にあるロマネスクやゴシックの美を求め、旅する5日間。歩き方ガイド&詳細地図付き。

目次

1 シテ島ぶらぶら(書割の美学 ノートル=ダム大聖堂;夜明けの聖遺物箱 サント=シャペル)
2 しずかなルーヴルと街角のロマネスク(魚、マリア、涙 ルーヴル美術館;左岸の古寺もうで サン=ジェルマン=デ=プレ聖堂)
3 シャトルへ(パン屋とワインとおさげ髪 シャルトル大聖堂)
4 クリュニーの至宝と壁さがし(クリュニー館の中世の秋 国立中世美術館)
5 聖王ルイが愛した小さな町(廃墟のほとり ロワイヨーモン修道院;樫の木とカテドラル サンリス)

著者等紹介

木俣元一[キマタモトカズ]
名古屋大学大学院文学研究科教授(西洋中世美術史)。1957年静岡県生まれ。1976年名古屋大学経済学部に入学、文学部に転部し、辻佐保子教授の下で西洋中世美術史を専攻。1980年同学部卒業。1982年同大学大学院文学研究科博士前期課程修了(哲学専攻美学美術史専門)。同年同研究科博士後期課程に進学。1983年よりフランス政府給費留学生としてパリ第一大学博士課程へ留学(中世考古学専攻)、レオン・プレスイール教授に師事し、1987年博士号を取得。2003年辻壮一・三浦アンナ記念学術奨励金(立教大学)を受賞。2004年名古屋大学にて博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

265
本書にもある通り、パリは案外に新しい街で、オスマンの大改造の結果、今のパリができあがった。つまり、そのほとんどは19世紀後半のものなのだ。しかし、そうした中にも中世の建造物が数は少ないものの残ってはいる。本書は、パリ及びその周辺に残る中世美術(建築物)の案内書。今、評判のタピストリー『貴婦人と一角獣』を所蔵する中世クリュニー美術館などもその一つ。表紙を飾るロマネスク様式のサン・ジェルマン・デ・プレなんかは、すっかり現代のパリに溶け込んではいるのだけれど。2012/02/16

まーくん

82
パリには行ったことはない.近々行く予定もないけど、いつか行ってみたい。案外パリはあたらしい街だと言う。19世紀後半、オスマンの都市大改造により古い街並はほとんど失われたらしい。そんなパリの街を中世の面影を求めて歩き回るのは楽しそう。サン=ジェルマン=デ=プレ教会。いかにもフランスぽい名前の響き。パリに三つしか残っていないロマネスク様式の聖堂。武骨な塔に重厚な壁。にも拘らずロマネスクは何故か優しく感じる。国立中世美術館クリュニー館では至宝一角獣のタピスリーを。市街図を辿り写真を眺めてるだけで想像が膨らむ。 2022/02/24

fu

11
フランス中世美術の専門家と一緒に、編集者がパリ中世時代(主にロマネスク、ゴシック)の作品を巡る。そのほとんどがキリスト教美術なので、魚はイエスの象徴といった専門家の解説があってこそ、ようやく理解できることが多い。これは最近借りたパリ関連の本の中でも当たり!の一冊でした。ステンドグラスの解説は特に面白く、今後は興味を持って眺めてみたい。2014/06/15

Christena

8
パリに行く前に読みたかった。地図や行きかたなども書いてあるので、この本を持って、サントシャペルやモンマルトル、クリュニーなどを見てまわると、より楽しめそう。2014/03/17

takakomama

7
「フランスの歴史や建築、芸術」の社会人講座の予習。大聖堂や大聖堂の装飾、彫刻、ステンドグラスなどの写真が多く、細かいところまでよくわかります。オスマンの都市大改造前の古い街並が残っているところもあって、歴史を感じます。地図とまわり方も載っていて、ガイドブックにもなります。2023/10/25

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