内容説明
東京都心のコンクリートジャングルに緑の孤島のように浮かんだ「皇居の森」。高層ビルを背にその懐に踏み込むと、四季折々に表情を変え、あまたの生命を育む大らかな自然がわたしたちを待っていた。
目次
グラフ 絢爛たる森の四季(道潅濠―静寂漂う水辺の移ろい;蓮池濠―いにしえを映す蓮華の水面;東御苑・二の丸雑木林―武蔵野の面影を求めて)
特別寄稿(「いきもの」のための庭園管理;昭和天皇の遺産、吹上の森;吹上の天皇ご一家 ほか)
撮影を終えて(水辺の自然;都市の中の“人里”;皇居の野鳥)
感想・レビュー
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takao
2
やはり、水辺空間2017/01/07
N.T
0
春の皇居乾通り一般公開に行ってその自然の素晴らしさに一端触れたので。 お濠に護られて豊かな自然を残してきた皇居が四季を通じて見せる様々な表情を写真と文章でまとめられています。 本書では触れられていないけど平成に入る頃まではキジもいたらしい。オオタカが巣を作るようになってから姿を消したとのこと。 他にも平成になってから姿を見せるようになった狸については今上陛下が共同で論文を書かれていたりする。 東御苑ならいつでも入れるので気が向いた方は是非。2014/04/16