内容説明
東京国立博物館と聞くと、威厳に満ち格式張った堂々たるイメージが浮かぶ。だが、本当にそうだろうか。約11万件にのぼるコレクションのなかには、91件の国宝と600件をこえる重要文化財が含まれている。文字通り“宝の山”である。これらのコレクションや、また展示館そのものが重要文化財である本館や表慶館などの建物の細部に眼を凝らすと、不思議な魅力が浮び上ってくる。ここは発見の場所、隠れたワンダーランドの入り口なのだ。大幅なリニューアルを終え、さらに驚きと楽しさに満ちた東京国立博物館の徹底ヴィジュアル・ガイド。
目次
第1部 東京国立博物館―こんなに美しい建物とこんなに楽しい展示(帝冠様式の代表例・本館;明治時代の西洋館・表慶館;東京の正倉院?・法隆寺宝物館;世界的規模を誇る・東洋館;平成館;博物館ブラブラ散歩)
第2部 こんなこともあった東京国立博物館の歴史
第3部 こんなに奥が深い東京国立博物館の内側(彫刻;書跡;絵画;武器・武具;陶磁;漆工;金工;染織;歴史資料;資料館;収蔵庫・修復)
東京国立博物館の秘蔵品
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
37
2013.05.28(読んだわけではありません、日経新聞記事社会面=2013.05.27から)(見出し)鎌倉の名刀、都内に。 秀吉や家康に渡った「岡山藤四郎」。 長さ・刀工の銘一致。 (本文) 秀吉や家康を経て、尾張徳川家に伝来、後に所在不明の名刀「岡山藤四郎」とみられる短刀、東京国立美術館が所蔵、同館酒井元樹研究員の調査で2013.05.27までに判明。 鎌倉時代短刀名手、粟田口吉光の作品。 2013/05/28
ショア
24
東京に住んでるうちに行かないと勿体無い、と改めて思う内容2024/03/24
Kikuyo
24
ライトアップされた本館と表慶館の夜景が本当に美しい。東京国立博物館は時おり訪れるが、細部の装飾までは気にとめたことがなかったのでとても楽しめた。表慶館の階段や、中央ドーム部分フランス大理石の床や、天井装飾も今度じっくりと見てみよう。2020/03/18
貴
20
東京国立博物館の大きさに改めて感動します。前に行ったときは、日本刀を見るだけで、半日かかりました。そんな博物館は幕末の最後のクーデター彰義隊の上野戦争での、大木に打ち込まれた砲弾まで、コレクションしているのには、驚きでした。まるで日本のタイムカプセルが東京国立博物館なんですね。※誤字が多いので訂正いたしました。2024/08/05
しーふぉ
15
カラー写真で収蔵品を多数紹介。高村光雲の老猿、尾形光琳の八橋蒔絵螺鈿硯箱・・・写真で見ても素晴らしい。実物を見てみたい。2014/06/18