内容説明
ブルゴーニュから南仏へ、そしてピレネーの麓まで、美しい景色や郷土料理を満喫しながら、ロマネスク建築&美術を堪能する本格ガイド。
目次
ブルゴーニュ地方
プロヴァンス=コート・ダジュール地方
ロマネスクからの手紙
ラングドック=ルション地方
ミディ=ピレネー地方
ロマネスク美術談義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
200
フランスの南部、ブルゴーニュからミディ・ピレネー地方に至るロマネスクの聖堂を訪ねる紀行。この時期の修道院や聖堂は、当時は巡礼路にあったりしたのだが、現在は山の中や辺境にひっそりと佇むものなど、車がなければ行き辛いところも多い。本書はそうした聖堂の、タンパンや柱頭を含めた貴重な写真がふんだんに載せられていて、「ロマネスクの地方性」がよくわかる構成になっている。 2012/03/10
洋書好きな読書モンガー
5
本棚から。オリンピックが開かれてる折、フランスに関心が募る。フランス南部のロマネスク建築を訪ねる旅行記。2024/07/31
みそさざえ
5
ロマネスクの旅の前に参照した1冊。写真が豊富でたのしい。実際には早春の旅で緑や花のない風景。2017/03/18
しんこい
3
ロマネスク教会、フランス旅行に行ってもウェズレーはじめ一つも回れなかったが、これを読むと後悔と同時に、三姉妹の修道会とかとてもじゃないけどいけないへき地。その静謐が好もしいが。レンタカーでも厳しいかも2017/06/17
bibi
2
積み木を組み合わせたような教会の素朴な佇まいに惹かれて、ロマネスクという言葉を知った。柱頭彫刻のユーモラスさにも惹かれる。写真や地図がたっぷりで、解説もわかりやすく、構成も読みやすかった。いつか行くときに再読するだろうと思う。2023/12/15