内容説明
究極の解説書!仏像について、ありとあらゆる素朴な疑問にお答えします。あの名著が、より美しく、より読みやすく生まれ変わりました。
目次
序 仏像ができるまで
仏の姿 三十二相・八十種好(如来;菩薩;明王;天部)
結 如来はどこにいる?
附(仏舎利;天衣 ほか)
著者等紹介
西村公朝[ニシムラコウチョウ]
仏師。1915(大正4)年、大阪府生れ。東京美術学校(現東京芸術大学)彫刻科卒。(財)美術院国宝修理所で千数百体に及ぶ仏像修理に携わる。美術院国宝修理所所長、東京芸大教授を経て、同名誉教授。’51(昭和26)年に得度し、現在は京都の愛宕念仏寺住職。吹田市立博物館館長も務めている。紫綬褒章、仏教伝道文化賞、天台大仏師法印、勲三等瑞宝章、東方文化賞、天台特別功労賞などを受けた
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感想・レビュー
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Nat
39
図書館本。写真が綺麗でイラストも多く、わかりやすい。如来から仁王までの着付けの説明があり、面白い。當麻寺の二十五菩薩来迎図は立像としては類例の少ない作ということで見てみたい。京都に行く前に蓮台や邪鬼の説明を読んでいたので、仏像を見る時に下の方までしげしげと見てしまった。手元に置きたくなる一冊。2022/12/30
pino
10
図書館で借りた後、購入。仏像(如来さま)の前に立つと瞑想している様な不思議な感覚になるのは仏様の瞳の位置に秘密があったのですね。仏様の瞳は宇宙に繋がっているなんて、ステキです。外国の方はこの感覚を体感できるのでしょうか。気になります。解説も分かりやすく仏様がより身近に感じられます。モデルを使った仏像の着付けの再現写真もあり、違った面でも楽しめる一冊です。2012/03/01
ちゃみ母
5
再読。「見仏記」を読みつつ、この本も参考に。仏像の写真もいいし、西村さんのお話もわかりやすくて面白いです。仏様の着付けまで載ってるのが、益々、興味津々。2017/02/20
井月 奎(いづき けい)
4
菩薩さまがなぜ柔和なお顔なのか、不動明王の波打つ目と左右の牙が右上左下になっている理由は?仏像の配置にも曼荼羅の要素があり、天部の足元の邪鬼が時として愉悦の表情をしているのもちゃんと理由があるのですよ、と簡潔に書いてある。すこしみうらじゅんさんの気持ちがわかったような気がする。2015/05/04
サラサラココ
3
子どもと読んだ。仏像の見方。如来、菩薩、明王、天部など、どれが釈尊でどれが部下なのかなど。変身すると力を発揮するって、漫画に出てきそうでもある。2023/12/08