内容説明
子供たちとまりをつく姿で親しい良寛さん。その人は、勁い精神力を持った類い稀なる思索の人でもあった。見る者にふかぶかと語りかけてくる書、読む人の胸を衝く詩歌…“天真”に任せた良寛の姿がうかび上ってくる。見る機会の少ない逸品中の逸品を良寛ゆかりの場で特写し、生涯修行の地である五合庵や出生地・出雲崎など良寛が生きた風景を歩き、その人を求めた。
目次
第１部 名品を味わう
第２部 良寛みち
第３部 良寛と私
第４部 良寛似せ真似史
第５部 人間良寛を探る七話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
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☆良寛の書は不思議だ。楷書体が妙に力を抜いて書いてある。2016/10/22
galoisbaobab
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栗田勇と白洲正子の文章は沁みるね。大愚の書はのびのび自由でそれでいて確信的だ。いつかこんな書が書けるようになるといいなー。 形見とて 何か残さん春は花 山ほととぎす 秋はもみぢ葉 いつかこんな境地になれるだろうか2015/01/29
