目次
第1章 浮世絵の極み「吾妻源氏」(艶摺り;ボカシ;空摺り;手彫り;贅沢な絵具;春画の舞台装置;艶本「吾妻源氏」通覧)
第2章 江戸浮世絵の技
第3章 春画でつづる正統「浮世絵史」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sawa
8
★★★☆☆ 春画自体よりも、春画に使われた技法についての話。「ボカシ」や「雲母摺り」は他の浮世絵でもよく見るけど、模様を立体的に浮き上がらせる「空摺り」や、本物の布目をうつした「布目摺り」、本物の金・銀・青貝を貼り付けるなどの超豪華な技法はほとんど見たことがない。ものすごく丁寧に一本一本彫られている陰毛には、彫師の技術に敬服しながらも、「何もここまで…」と少し呆れる(笑)浮世絵と共に春画の技術向上もすごい。昔も、「今のやつはこんなにすごいエロを見られてズルい」と年配の男性は憤慨していたに違いない。(図)2013/01/22
toe
3
枕絵(春画)を描いてこそ一流の浮世絵師、そうだったのか!デフォルメして逆にリアリティを出す画力。凹凸をつけて質感まで表現したり、精密に彫ったり、浮世絵技術の集大成でもあり職人のすごさに驚くばかり。しかしまだ解ってない技術もあるそうで、奥深い。小説や仕掛け本にしたりとアイデアも豊富。 春画の歴史は古く、飛鳥時代に中国から伝わったものが起源だそう。昔は健康法やめでたいことという認識で割りと普通の感覚。とはいえ色事への興味は昔から変わらないんだなあ2021/05/05
takao
1
ふむ2017/05/31
丰
0
Y-202008/08/25
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- 和書
- 赤ヒ夜 (改訂版)