目次
第1部 この時代 この仏像(飛島時代 日本で最初に作られた仏像;奈良時代 健全なプロポーションの白鳳仏 豊満な天平仏;平安朝時代前期 異様な仏像の出現;平安時代後期 極楽浄土の光景;鎌倉時代 写実の時代;室町時代~江戸時代 仏像のつくり方は進歩した?)
第2部 時代別の見分け方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡部敬史/おかべたかし
95
時代ごとの仏像の特徴をわかりやすく解説した本。カバーにある時代ごとの鼻の特徴だけですごく面白い。こういう単純化された違いを集めたらそれは面白い本ができるだろう。2018/09/25
Hiroshi
2
美術院国宝修理所の所長による仏像の制作時代を見分ける本。著者は国宝・重文の仏像の修理を行っており、仏像の外形だけではなく、その作成法に詳しい。鋳造(蝋・土・木)・(木心・脱)乾漆造・塑造・(一・寄)木造の作り方が記されている。飛鳥時代の仏像は、杏仁の目に古拙の笑い、そして鼻が高いと。奈良を白鳳と天平に分け、白鳳時代の仏像は健全な人体のプロポーションに近づき、天平時代になると豊満な肉体で雄大な感じがでてくる。人体である以上プロポーションは正しい形にしたい。然し信者に取っては頼りがいがあって欲しいとの結果だ。2017/05/01
tulip
1
●一時代とびこえて繰返し●(飛鳥時代→奈良前期→奈良後期→)平安時代は優しい貴族好み→健康的で力強い鎌倉時代→薄肉の室町時代→戦国時代●木を使うと乾燥が進んで狂いが出てくるため修正ができるようにしていたが大変なため“割り首ほぞ”の技法●玉眼(水晶でつくった眼球)が入っていれば鎌倉時代以降●飛鳥時代はインドの影響から鼻が高い、耳は長方形、口はアルカイックスマイル●耳たぶに穴があいているか耳飾りをしているか●仁王像の左腕に天衣がまきついていれば藤原中期~末期2017/01/31
OKKO (o▽n)v 終活中
1
何十年経っても、何度読んでも、何の本見ても覚えられない(笑) 仏像恐るべし。2013/11/26
takao
0
時代変遷2016/10/18