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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
目次
作品
「写実」の森の岸田劉生―岸田劉生の人と作品
年表=岸田劉生とその時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oz
6
初読。岸田劉生(1891〜1929)は洋画家。東京銀座生まれで黒田清輝に師事し、初期は印象派の影響下で絵を描いたが、次第に具象的な表現に回帰する。当初後退とみなされ、審査員にも古さを指摘されたが、新潮流に感化されることなく、より古典的な題材を描く方向に突き進んだ。この手法が圧倒的な支持を得て、写実的で擬古的な手法は劉生の代名詞となった。絵画以外では白樺派と付き合いが深かったことで、美術論や演劇論を多く発表する機会を得る。実作・理論の両面で動向が注目される存在となったが、病のため早世する。2014/10/06
takakomama
3
「岸田劉生展」の復習。32枚の作品の解説。 2019/10/09
Masa
1
文庫2冊目に選んだのは岸田劉生。麗子像だけは知っている。西欧の後期印象派から日本写実主義に変遷していった。先の中村彝が象徴主義風に変化していったのを思うと、やはり画家の変化というものがどういった化学変化によってもたらされものなのか興味深い。男でも女でも子どもも大人も描かれる人物は目力が凄い。必ず手に植物(たまにタバコ)を持っている、そして肩がなく、体の構造としては変。2024/06/09
905
0
画家にとって、絵を描いている時間こそが生きている時間となるのだろう。完成された絵はそんな生の痕跡だ。2022/07/26
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