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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
目次
作品
浅井忠とバルビゾン派―浅井忠の人と作品
年表=浅井忠とその時代
感想・レビュー
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初読。浅井忠(1856〜1907)は明治の洋画家。佐倉藩士の子として生まれ、油彩画を学ぶ。後に東京美術学校の教授となり、美術教育に尽力する。正岡子規の画の師で、夏目漱石『三四郎』の深見画伯のモデルとなったことでも知られる。画風は写実的で自然や農村生活を好んで描いた。これはミレーやコローなど当時のフランスのバルビゾン派の影響下にあったと考えられている。晩年は油彩よりもむしろ新技法である水彩画を主流とし、その利便性を喧伝して普及に務めた。これには日本家屋に油彩画が調和しないことも理由として挙げている。2014/10/05