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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
目次
作品
隠れている探幽画の魅力―狩野探幽の人と作品
年表=狩野探幽とその時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oz
4
初読。狩野探幽(1602〜1674)は祖父永徳の再来と謳われ、若くして江戸幕府お抱えの絵師として公儀の絵画制作に従事する。狩野派は先代の画法を墨守する厳格な世襲制で、探幽も若年期は永徳の影響下に画を描くことになるが、次第に余白を効果的に利用して、主題の強調と画の開放感を演出する独自の世界に到達する。自ら江戸狩野派を創始し、作風を継承させるが後代に探幽以上の水準でこの美世界を再現しえたものはなく、エピゴーネンの域に留まった。結果、エネルギッシュな町人文化としての浮世絵などと対比されて批判の対象となる。2014/09/10
おおの
0
狩野探幽が評価を得られなかった時期があることとその理由を、興味深く読みました。大徳寺の障壁画はたしかに、「間」でありすぎるのかもしれません。『四季松図屏風』のように、小袖や何かを配置してこそ映える効果もあったのでしょうか。2009/11/02
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