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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
12
天分の空間構成技術、調和の取れた円やピラミッドを基礎にする安定した構図、そして細部まで徹底的に貫かれた技巧、これらの特徴から古典主義の理想の極致と言われたラファエロだが、本書ではむしろそうした最高に安定した、それゆえに革新者にはなれなかった天才というラファエロ像を積極的に壊そうとしている。一見すると整った肖像画の中に、モナリザの衝撃からそれを自分なりに翻案しようと格闘した剽窃家としてのラファエロを見、また晩年の、調和した空間という自らの代名詞をかなぐり捨てるような動的でマニエリスティックな作品を並べていく2017/01/29
oz
8
初読。ラファエロ(1483~1520)はイタリアの画家。地方出身で画家の父から芸術の薫陶を受けた後、各地を放浪する。ダ・ヴィンチの影響を受けたデッサン重視の写実的画風を確立し、初期はギリシャ的世界観の作品を残す。しかし教皇庁に見出された後はローマ教会に奉仕するべく、同時代最大規模の工房を組織し、キリスト教的世界観の大作に取り掛かる。その主題の明快さや壮大さはローマ教会の権威付けに利用され、作品は以後数百年に渡り信仰と芸術両面で崇拝の対象となる。37歳で早世、美術史的には死の年をルネサンス期の終焉とする。2015/04/20
sk
1
すごい調和。2011/10/17
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