内容説明
この本は二部構成になっていて、体験編では、中学入試に対する僕たちの戸惑いや試行錯誤を出来るだけ率直に書いた。そのほうがかえって参考になると考えたからだ。一方、国語問題読解編では、著者の研究者としての分析力をフルに発揮した。「国語」に隠されている見えないルールを炙り出すという読解法は、入試国語に強くなるだけでなく、「学校」空間というものについて考える契機となるだろう。だから、この本は著者の学校論でもある。
目次
第1部 僕たちの中学受験(僕たちの学校;受験が始まった;入試問題とはどういうものだろうか;塾と家庭 ほか)
第2部 入試国語を考える(隠されたルール;「国語」の基本型;二元論で考える;「言葉」を読む ほか)