内容説明
わずか一年の指導で、当時28歳の吉田松陰が多くの人材を育てることが出来たのは何故か。松下村塾の成立から閉鎖までを徹底検証する。
目次
1 開塾まで
2 割拠の思想
3 指導と感化力
4 何を教えたか
5 対外活動
6 塾生架空座談会「村塾のころ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
せい
2
松下村塾の閉鎖まで、吉田松陰の指導と感化力、対外活動などが書かれている。感化力については人間的な魅力であったことに違いないが、相労役などのあらゆる機会をとらえ、親しく塾生に接近していく指導者としての努力と鋭い観察の視線、相手を選ばない誠実な姿勢にある。これらは現在の教育においても重要である。学問を通じて真実とは何かを問い続け、共に考える松下村塾は現在行われているイエナプラン教育のワールドオリエンテーションと似ている部分もあると感じた。 方法論のみではなく、志を建てることの大切さも学んだ。2016/05/08
竹田拓郎
0
こんな教師になりたい。2014/10/31