新潮選書<br> 孫娘から見た漱石

新潮選書
孫娘から見た漱石

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106004742
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0391

内容説明

女性の視点で読み解く新しい漱石論。家族の心に刻まれた文豪の赤裸々な姿、小説・日記・書簡等を通して浮かびあがる孤独さ懊悩…女性の登場人物に注目しながら、作品執筆の意図を解き明かし、「則天去私」の言葉に集約されてゆく漱石の心の軌跡を見据える。

目次

孫娘から見た漱石
漱石と劣等感
『門』再検討
女性の目から『行人』を見る
漱石の女流作家観
漱石とジェーン・オースティン
漱石とオリヴァー・ゴールドスミス
私自身の「則天去私」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おたおたママ

0
図書館。NHKで夏目漱石の妻、というドラマをたまたま観て、タイトルで借りました。漱石に関する知識はまるでないので難しかったけど、そうだったんだー!と感心しながら読めました。2016/10/03

rbyawa

0
h100、この人のお母さんとお父さん自体が世を騒がせたこともある人で、いやうん…お父さん選んでおいて良かったよ、思うしかない精神の安定っぷり。家庭環境に関する分析は多分ある程度の専門家にして貰ったほうがいいんじゃないかなと思うものの(漱石崇拝者がしたものが信用ならないのはよくわかったw)、作品分析に関しては逆に身内のほうが客観的なんじゃないのかなぁ、『門』の中にある平凡で温かい空気と、平凡な主人公にしたはずなのに理知的な行動を起こさせてしまった欠点。『行人』はけして女を責めた文学ではないってのもいいなぁ。2018/02/16

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