内容説明
ロートレックが流行の印象派に背を向けたのはなぜか。ポスターの道に入り、芸人ばかり描いたのはなぜなのか。そして、なぜ巨匠とはいわれないのか。デザイン専門の新しい視点で分析し、いま初めて画家の実像に迫る。
目次
序 断ち切られたポスター
第1章 過ぎゆく時代の光と翳(南仏の陽炎;パリの石だたみ;小さな巨人)
第2章 モンマルトルの隣人たち(愛ある暮らし;ライトを浴びた芸能人;芸術交流の深まる秋)
第3章 ロートレックの地平(ドガを追う男;揺れるガス灯;エッフェル塔下の日本熱)
第4章 芸術的ポスターの展開(文字のある絵画;タブローとポスターの接点;ポスターの密約;ポスターはなぜ描かれたか)
トゥールズ=ロートレック年表
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