新潮選書<br> シングル・ルームの生き方

新潮選書
シングル・ルームの生き方

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20X13cm
  • 商品コード 9784106004162
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

内容説明

〈孤独〉〈青春〉〈家族〉「私」はどう生きていくのか。吉本ばなな『キッチン』、村上春樹『ノルウェイの森』、増田みず子『シングル・セル』、宮本輝『蛍川』、山本太一『ふぞろいの林檎たち』、糸井重里『家族解散』、話題の小説を読み解き、現代日本人の生き方を考える。

目次

はじめに たましいの残り火
第1章 やすらぎのキッチン―吉本ばなな『キッチン』
第2章 ひとりだけの喪中―村上春樹『ノルウェイの森』
第3章 個としてのいのち―増田みず子『シングル・セル』
第4章 生命のつらなり―宮本輝『蛍川』
第5章 ふぞろいの仲間たち―山田太一の世界
第6章 内側からの崩壊―糸井重里『家族解散』
おわりに 趣味の生活・市民の生活

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nick

7
なぜか実家にあった本を斜め読み。いろいろ幅広く書かれてあったが、今一つ主題が掴めず、難しかった。2023/03/07

MADAKI

0
村上春樹「ノルウェイの森」や吉本ばなな「キッチン」など6作品に焦点を当てて日本人の生き方を論ずる本。昨今の若者の価値観はシングル・ルームの生き方=プライベート空間を大事にし、誰にも迷惑をかけないから自分の好きなように振舞う「まじめな自分主義」に傾いていると筆者は指摘する。ITの普及は人に一人で生きられる環境を用意したかに見えるが、他者との交わりがなければ人は生きられないという、当たり前だが忘れがちなことがいかに苦しく、かつ暖かいか、時代を象徴する文芸作品の批評とともに筆者は示してくれる。2018/10/12

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