内容説明
アメリカ文化の魅力の不思議さは、一方では極めてアメリカンな匂いを発散させながら、他方では外国人の心をたちまちにとらえてしまうことである。本書はアーヴィング・バーリン、エルヴィス・プレスリー、ゲーリー・クーパー、マリリン・モンロー、ノーマン・ロックウェルなど、アメリカ文化のヒーローたちをさまざまな分野から登場させ、読者と共にアメリカ文化を追体験しながら文化論的考察を加えた試みである。
目次
第1章 ポピュラー音楽(ティン・パン・アレーとエルヴィス・プレスリー)
第2章 映画が生んだヒーロー(ゲーリー・クーパーとマリリン・モンロー)
第3章 絵画の世界(ノーマン・ロックウェルとエドワード・ホッパー)
第4章 ポピュラー・ノヴェル(『アンクル・トムの小屋』と『風と共に去りぬ』)
第5章 ドキュメンタリー(ヒーローとしてのシェアクロッパーたち)